ワンピース歌舞伎で頭角 尾上右近が“対極”の劇に挑戦 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ワンピース歌舞伎で頭角 尾上右近が“対極”の劇に挑戦

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菊地陽子週刊朝日
尾上右近(おのえ・うこん)/1992年生まれ。東京都出身。江戸浄瑠璃清元宗家七代目清元延寿太夫の次男。幼くして歌舞伎俳優を目指し、7歳で初舞台。2018年2月には、浄瑠璃方の名跡「七代目清元栄寿太夫」を襲名 (取材・文/菊地陽子、撮影/大野洋平、ヘアメイク/西岡達也(ラインヴァント)、スタイリスト/三島和也(Tatanca)、衣装協力/Connecter Tokyo)

尾上右近(おのえ・うこん)/1992年生まれ。東京都出身。江戸浄瑠璃清元宗家七代目清元延寿太夫の次男。幼くして歌舞伎俳優を目指し、7歳で初舞台。2018年2月には、浄瑠璃方の名跡「七代目清元栄寿太夫」を襲名 (取材・文/菊地陽子、撮影/大野洋平、ヘアメイク/西岡達也(ラインヴァント)、スタイリスト/三島和也(Tatanca)、衣装協力/Connecter Tokyo)

 歌舞伎には、無数の“型”が存在するが、その型を忠実になぞりながら彼は、こっそり自分の内面をぶつける。表現という文字は、“あらわれる”という文字が二つ重なるが、「なにを表し現すかといえば、内面だと思うんです。その人の内面が薫るから、同じ型でも違って見える」。

 そんな彼が、現代劇、しかも翻訳劇に初挑戦する。舞台「ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル」は、2008年にトニー賞作品賞を受賞した「イン・ザ・ハイツ」の脚本を担当したキアラ・アレグリア・ヒュディスによる12年ピュリツァー賞戯曲部門受賞作。右近さんは、イラク戦争に参加後、薬物依存になった過去を持つ青年エリオットを演じる。

「まさに今の、僕らの世代を描いた翻訳劇なので、今まで携わってきた歌舞伎とは対極の内容です。僕にとっては挑戦であり冒険でもあって、どうやって役にアプローチすべきか、途方に暮れることも多いんですが、だからこそ本番でどうなるかわからない楽しみがあるんです」

(取材・文/菊地陽子)

週刊朝日 2018年7月20日号


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