ビートルズ、サム・クック、大瀧詠一、山下達郎…「60歳」のスタ☆レビが敬愛する先達の“音” (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ビートルズ、サム・クック、大瀧詠一、山下達郎…「60歳」のスタ☆レビが敬愛する先達の“音”

小倉エージの「知新音故」

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1979年からキャリアを重ねてきたスターダスト・レビュー

1979年からキャリアを重ねてきたスターダスト・レビュー

前作から約4年ぶりの新譜『還暦少年』(日本コロムビア COCP-40399)。初回限定盤(同 COZP―1456―1457)はDVD付き

前作から約4年ぶりの新譜『還暦少年』(日本コロムビア COCP-40399)。初回限定盤(同 COZP―1456―1457)はDVD付き

 スタ☆レビことスターダスト・レビューの4年ぶりのニュー・アルバムのタイトルは『還暦少年』。デビュー以来、今年で37年。フロントに立つヴォーカル&ギターの根本要、ベースの柿沼清史に続き、ドラムスの寺田正美も来年には還暦。パーカッション、コーラスの林“VOH”紀勝も再来年に還暦を迎える。それでいていまだ変わらずロック少年という彼らの心意気を物語るタイトルだ。

【4年ぶりのニュー・アルバム『還暦少年』のジャケット】

『還暦少年』で耳をひくのは、エレキギターや生ギターを主体にしたライヴ感溢れるバンド・サウンド、彼らの原点ともいえるギター・ロックだ。もうひとつの彼らの看板である巧みなコーラス・ワークはこれまで以上に洗練されている。親しみあふれる曲調や音楽展開からうかがえるのは、彼らが敬愛し、影響を受けてきたロックの先達、親しんできたポップスへのオマージュだ。本作は彼らの足跡の集大成とも言えよう。

 根本は生粋のロック育ち。長兄がビートルズ派、次兄はストーンズ派だったという兄2人の影響で、1960年代以後の米英のロックに小学生の頃からリアルタイムで親しみ、映画『ウッドストック』に感銘を覚えたという。その博識ぶりには驚くばかりだ。

 中学時代に音楽活動を始め、フォーク・コンテストなどに出場。高校で同窓の柿沼らとロック・バンドを結成。寺田、林、キーボードの三谷泰弘を加えてヤマハポピュラーソングコンテストに出場したのを機に、81年、アルバム『STARDUST REVUE』、シングル「シュガーはお年頃」でデビューした。

 音楽性がマニアックだったこともあって当初は芽が出なかった。CM曲となった5作目のシングル「夢伝説」(84年)で注目を集め、「木蘭の涙」(93年)がヒット。積極的に公演し、ライヴ・バンドとして高い評価を得てきた。

 ヒット曲を目指し、音楽的な幅を広げるため、根本が作詞、作曲したうえで、三谷泰弘、後には光田健一らキーボード奏者に音楽展開を委ねてきた。今回のアルバムでは、ギタリスト・編曲者・プロデューサーとして数々の仕事を手がけてきた佐橋佳幸に制作を委託。佐橋の提案もあって、彼らの原点であるギター・ロック主体のバンド・アンサンブルが復活した。


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