狭くても「バラの庭園」が作れる! コンパクトガーデン入門 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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狭くても「バラの庭園」が作れる! コンパクトガーデン入門

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小さなスペースで憧れの庭づくり(撮影/矢野津々美)

小さなスペースで憧れの庭づくり(撮影/矢野津々美)

 敷地が狭い、手間がかかる、日陰が多い……。そんな理由で庭を諦めていないだろうか? もったいない! 紹介する庭はすべて東京都内。マイナス条件も味方につけた、アイデアたっぷりの実例だ。

【フォトギャラリー】小さなスペースをいかした美しい庭づくり

■美しいバラの庭
 レンガと白のコントラストが美しい外壁を彩るのは、バラのピンクとグリーン。ブランスクム邸のレトロな洋館のようなたたずまいは、つるバラの成長にしたがって、年を経るごとに見ごたえを増している。

 咲き誇るバラが目を引くが、実は「庭」の面積はそれほど広くない。植物が植えられているのは、緑色の部分だけだ。迫力ある庭は、猫の額ほどのガーデンスペースから壁やアーチ、フェンスへつるを誘引し、縦の空間を生かすことによって実現。バラは少しずつ開花期の違う3種を植え分けて、花を長く楽しめる工夫もしている。

 庭づくりを始めてから6年。美しく成長したバラを見たいと、多くの近隣住民がここを散歩コースに選ぶようになったという。

■スペースを生かした芝の庭
 駐車場も、青々とした芝の庭もほしい。玄関から道路までは少し距離がほしい……。限られたスペースにそんな希望を詰め込んだのが佐藤邸の庭だ。凝縮しても雑然としないよう、薄茶、白の石やコンクリートを使い、淡い緑の植物を多く植えてナチュラルな雰囲気に統一。小さな菜園も楽しんでいる。

■テラスが中心の手間のかからない庭
 休日は庭にあるウッドデッキテラスをリビングにして、家族で食事をとったり、誕生日パーティーを開いたり。テーブルに並ぶのは庭で採れたブドウやベリー。そんな豊かなファミリーの暮らしを支えているのが、神村邸の庭だ。

 庭付きの家に住みたくても、雑草との終わりなき戦いを想像すると尻込みしてしまう人は多いだろう。その点、神村邸の庭は、ほとんどがタイルやデッキで覆われ、植物を植えるスペースはあえて花壇や鉢に制限。手間をかけずに、家族でくつろぐ「庭」を楽しんでいる。

■小さなスペースでもガーデニングは楽しめる!

(1)細長いスペースを有効活用
家の外壁と塀のあいだなど、細長いスペースも工夫次第で小さな庭に。エアコン室外機を木材で隠して棚代わりにし、鉢や小物を置いた。足元は砂利やレンガを敷き詰めれば、歩きやすく雑草も生えにくい。

(2)壁やフェンスへはわせる
柱や壁につる性の植物をはわせることで縦の空間を生かせば、通路にならないほどの敷地でも庭になる。つる性、半つる性のバラのほか、クレマチスやジャスミン、ハニーサックルなどは、香り高い花が楽しめる。

(3)日陰だって立派なガーデン
じめじめして悪条件な日陰は、白を使うとパッと明るくなる。白い石板やタイルのほか、白いオブジェを置く、塀を白く塗るなども効果的。また、日陰にあえて水場をつくり、涼しさを強調するテクニックも。

(取材/東村直美、やなか事務所・岡田稔子、構成/本誌・直木詩帆)
 
週刊朝日  2018年6月8日号


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