事故で両下肢まひの「仮面女子」猪狩ともか「なんか降ってくるなと思ったら下敷きでした」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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事故で両下肢まひの「仮面女子」猪狩ともか「なんか降ってくるなと思ったら下敷きでした」

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岩下明日香週刊朝日

リハビリに励む猪狩ともかさん(アリスプロジェクト提供) ※病院が特定されないため一部加工してあります。

リハビリに励む猪狩ともかさん(アリスプロジェクト提供) ※病院が特定されないため一部加工してあります。

猪狩さんが下敷きになった湯島聖堂に設置されていた案内板。縦2.8メートル、横3.8メートル。現在は撤去済み(湯島聖堂提供)

猪狩さんが下敷きになった湯島聖堂に設置されていた案内板。縦2.8メートル、横3.8メートル。現在は撤去済み(湯島聖堂提供)

「大丈夫です!」と明るい声が返ってきた。

 不運の事故で脊髄を損傷し、両下肢まひとなった地下アイドル「仮面女子」のメンバー猪狩(いがり)ともかさん(26)。現在はリハビリ中で、芸能活動再開を目指しているという。本誌の電話インタビューに応じた。

【猪狩さんが下敷きになった案内板はこちら】

 4月11日、湯島聖堂の外堀通り沿いで、設置された木製の案内板が倒れて猪狩さんを直撃した。

「その日はとっても風が強かったのを覚えています。劇場公演はお休みでしたが、整体とダンスレッスンを受けるため『仮面女子カフェ』(秋葉原)へ行く途中、いつも通り、いつも歩いている道を歩いていました。ちょうど案内板の前に来たとき、ものすごい風が吹いて、案内板が倒れてきました。その瞬間、『あっ、なんか降ってくるな』と思った記憶はありますが、痛みを感じる間もなく、気が付いたら(案内板の)下敷きでした」

 その後、救急搬送され、緊急手術後、ICU(集中治療室)やHCU(高度治療室)で処置を受けた。しかし、脊髄損傷のため両下肢まひとなり、退院後も車いすでの生活となる。

「脊髄損傷で歩けなくなるという状況をすぐに理解したというよりは、治療を受けるうちに『そうなんだ……』と徐々に気が付いていきました。やっぱり、治る可能性が低いというのを知った時にはショックでした。ただ、急に告げられるよりはダメージが少なかったと思います」

 周囲はショックを与えないように猪狩さんを気遣っていたが、猪狩さん自身が家族に説明を求め、再び歩けるようになる可能性が低いという現実を直視し、それを受け入れていったという。そして、猪狩さんは事故から約1カ月後の5月7日に、自身のブログで両下肢まひになったことを公表した。

「HCUにいたころから、『言わなきゃ』と思っていました。事故の日からSNSを更新していなかったので、自分の言葉でファンのみなさんを安心させてあげたいという思いがありました。だから、勇気を出して自分の現状を発表しました。『私はいまこういう状態です』『普通にご飯も食べられますよ』って、元気な姿を伝えたかったんです」


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