〈私は主人の年金を受け取っている間は内縁の関係にはなれません。内縁とは何か‥役所の人が言うには『生活の中で他人に一円でも養って貰う事』だそうです。私が今すぐに入籍すれば何の問題もありませんが、パピーが年金を取得する4年後迄待ったほうがよりベターという事になりましたよね。(略)ですので私達の事実婚はなるべくどなたにも知られたくないのです。万が一どなたかが役所に告発すると最悪の事態になりかねません。(略)人の口に戸は建てられませんから 要、注意です 会社の方にも気をつけて下さい。KAYO〉

 翌11月には、生命保険の受取人を互いの名義に変更するための催促のメールが送られてきた。

〈私の様にシングルマザーの場合はパピーが変更後私が変更するのが安心とアドバイスしてくれたのです〉

「私の生命保険の金額が500万円だと知ると、彼女に『少ない』と怒られました。私を受取人とした書類は最後まで見せてくれませんでした」(男性)

 12年1月に圭さんの留学費用に200万円、9月に25万円を振り込み、計450万円近くになった。

「その間も圭君の成人式で帝国ホテルまでタクシー代わりに使われるなど、婚約者とは名ばかりの状況が続きました。彼女は自分の金銭しか見ていない、とはっきり悟りました」

 ある法曹関係者は、小室さん親子の行動について、「遺族年金を受給するために籍を入れないカップルは珍しくない。違法とまでは言わないが、脱法です。順法意識が薄いわけですから、金銭トラブルの件も、起こるべくして起こったと感じます」と話す。

 男性は婚約延期について、こう語る。

「破談になってほしいなどとは思いません。ただ、お金を返してもらいたいだけです。その話し合いの場さえ、小室家は作ろうとしないことに疑問があるのです」

 小室さんは、婚約延期が発表された直後、親族に電話をしてこう話している。

「別れたとか、そういうことではないです。今年は大学院の卒業もあるし、(天皇の)代替わりなども忙しくなるので、落ち着いてから決めたい」

 だが、まずは男性に誠実に向き合うことが先ではないだろうか。そのうえで、眞子さまとの幸せな未来を歩んでほしいと、誰もが願っているのではないか。(本誌・永井貴子)

週刊朝日 2018年3月16日号