ある親方はこういう。

「貴乃花親方も、北朝鮮じゃないんだから対話に応じてほしい。ただその根回しを相撲協会がきちんとしなきゃダメ。ファンあっての相撲を肝に銘じて、早く沈静化させるべき」

 貴乃花部屋関係者もこうしみじみ言った。

大相撲はモンゴル勢など外国人力士がいるから人気になっている。サッカーのワールドカップでもそうですけど、日本人力士が強い外国人力士と戦って破るというのは、ある意味、日本人を満足させるんです」

 休場が続く貴ノ岩はこれからどうなるのか。

「部屋にこもって何も稽古しなかったらアスリートとしてダメになると思います。貴乃花親方も、貴ノ岩の将来を考えるなら、早く外に出して、稽古をさせないといけないと思います」(前出の関係者)

(本誌・上田耕司)

※週刊朝日オンライン限定記事

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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