今年の流行語大賞「忖度」 まさかの受賞者は 便乗商売した社長だって (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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今年の流行語大賞「忖度」 まさかの受賞者は 便乗商売した社長だって

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大塚淳史週刊朝日#森友学園
流行語大賞の発表・授賞式で、各テーブルに置かれた忖度まんじゅう(撮影・大塚淳史)

流行語大賞の発表・授賞式で、各テーブルに置かれた忖度まんじゅう(撮影・大塚淳史)

流行語大賞の受賞者は「忖度まんじゅう」を発売したヘソプロダクションの稲本ミノル社長(撮影・大塚淳史)

流行語大賞の受賞者は「忖度まんじゅう」を発売したヘソプロダクションの稲本ミノル社長(撮影・大塚淳史)

 忖度が一躍有名になったのは、森友学園への国有地売却に関わる疑惑が発端だ。新設予定だった小学校は安倍晋三首相の妻の昭恵氏が名誉校長となっており、国の官僚らが忖度したのではないかという指摘が出た。詐欺罪などで起訴されている籠池泰典前理事長は、安倍首相や昭恵夫人が直接口利きをしていなくても「忖度をしたということでしょう」と述べていた。

 ユーキャン新語・流行語大賞事務局の牧岡茂事務局長は、籠池氏は勾留中のため呼べなかったという。

「これだけ忖度が良い意味、悪い意味含めて広がった。籠池さんなら面白いことを話してくれるのじゃないかと期待していた。来られないなら、何かないかなと思っていたところに、『忖度まんじゅう』を知った。受賞語を選ぶ理由にユーモアとウィットがあり、そう言う点で稲本社長を受賞者にしました」
 
 森友学園や加計学園を巡る疑惑はいまも追及されていて、財務省の官僚らの問題点が明らかになりつつある。忖度が改めて注目を浴びる中での受賞となった。

 そして、今回の受賞は、4カ月勾留されている籠池氏にとっては、つかの間の嬉しいニュースだろう。拘留が解かれたら、籠池氏もまんじゅうを食べて欲しいものだ。

 今回の受賞でまんじゅうはさらに売れそうで、疑惑に対する世論喚起にも一役買いそうだ。安倍首相や財務省の官僚らにとっては、本当に「まんじゅう怖い」になるのかもしれない。
(本誌・大塚淳史)
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