「逃げ恥」ブームで家事代行利用も増加 拡大する「シェア経済」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「逃げ恥」ブームで家事代行利用も増加 拡大する「シェア経済」

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女性が働きやすいように、イオンモールが施設内に設置している保育園(同社提供)

女性が働きやすいように、イオンモールが施設内に設置している保育園(同社提供)

女性の年齢別労働力人口比率、崩れるM字カーブ(週刊朝日 2017年10月13日号より)

女性の年齢別労働力人口比率、崩れるM字カーブ(週刊朝日 2017年10月13日号より)

 かつては「寿退社」との言葉があったように、結婚を機に退職する女性が多かった。20代後半から30代女性の就業率が落ちる「M字カーブ」が課題だったが、近年は落ち込みが浅くなっている。

【写真】女性の年齢別労働力人口比率はこちら

 働く女性が増えると、家事代行のサービスも人気が高まる。加えて、昨年大ヒットしたテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が、家事代行の利用を後押ししているとの声がある。どういうことか。

 家事を助けるサービスの運営会社「タスカジ」(東京都)の平田麻莉さんは「『逃げ恥』のおかげで、(富裕層など)セレブでなくても、家事代行を使っていいんだと思う人が増えた」とみる。

 ドラマは星野源演じるIT企業の会社員が、新垣結衣演じるヒロインと家事代行の契約を結び、“結婚生活”を送るというストーリー。若い女性らの共感を集めたドラマは、家事代行が身近な存在となることにも貢献したようだ。

 タスカジ社は、家事を手伝うハウスキーパーを自社から派遣せず、ネット上でつなぐマッチングサービスを展開している。家事を頼みたい依頼者と、提供できる人がそれぞれサイト上に登録すると、住所や仕事など条件の合う人同士がめぐりあえる。家事版のシェアリングエコノミーだ。

 通常の家事代行業者は1時間2千円台の料金が多いなか、タスカジは1500円から。業界最安値水準をうたう。家事を頼みたい登録者は約1万6千人。依頼件数は、2年前の4倍だ。

「専業主婦歴が即戦力で活かせる」。同社はこんなうたい文句を掲げて、ハウスキーパーとして登録する主婦を募っている。

 神奈川県の長野博子さん(45)は9月から、ハウスキーパーとして仕事をしている。結婚を機に専業主婦の生活を送っていたが、子どもが中学生となり、最近は時間に余裕ができた。

「パートは1日最低5時間働かなければいけないが、タスカジだと3時間でいい。働きやすい」と話す。登録時には、掃除、料理、子どもの世話など自分が強みを持つ家事サービスをアピールできる。

 タスカジで最近依頼の多いサービスは、「逃げ恥」でもたびたび登場した料理の作り置き。作り置き専門のハウスキーパー登録者も昨年末から4倍に増えた。


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