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菅野完・緊急寄稿 森友学園に群がった“安倍人脈”の面々

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菅野完(すがの・たもつ)/著述家。1974年、奈良県生まれ。一般企業のサラリーマンとして勤務するかたわら執筆活動を開始。『日本会議の研究』(扶桑社新書)が18万部のベストセラーとなり、2017年5月、第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞読者賞を受賞

菅野完(すがの・たもつ)/著述家。1974年、奈良県生まれ。一般企業のサラリーマンとして勤務するかたわら執筆活動を開始。『日本会議の研究』(扶桑社新書)が18万部のベストセラーとなり、2017年5月、第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞読者賞を受賞

 加計学園疑惑に世間の耳目が移る中、森友学園でも、見逃せない動きがあった。Xデーが迫るとされる籠池泰典前理事長から段ボール9箱分の資料を託された菅野完氏が核心を突く特別リポート第2弾──。

 6月1日、森友学園が運営する塚本幼稚園は、ウェブサイトを更新した。冒頭にこの4月から新理事長に就任した、籠池泰典氏の長女・籠池町浪氏の挨拶文が掲載されたのだ。
 この2カ月の間に、「教育内容やカリキュラムを今一度精査し」たことが報告され、「この検証作業の結果、『教育勅語の奉唱』『軍歌・戦時歌謡の類の斉唱』『伊勢神宮参拝旅行』『自衛隊行事への参加』などは、学校法人としては改めるべき内容であるとの結論に再度至」ったのだと綴られている。

「軍歌を歌う幼稚園」塚本幼稚園は、もはや完全に、その路線を転換したのだ。

 私が新理事長・町浪氏を最後に取材したのは4月の上旬頃。当時の彼女は、幼稚園の運営を突如親から引き継いだことに対する戸惑いを隠せないでいたが、今後の決意も語ってくれた。

「私、この仕事は好きですから。それに責任もありますしね。祖父が灯した幼児教育の灯を、私の代で消すわけにはいきませんし、何より、お預かりしているお子さんたちに対する責任がありますから」

 このインタビューの直後、森友学園は民事再生法の適用を申請。町浪氏は、子供や保護者に対する責任ばかりではなく、債権者に対する責任まで背負うことになった。あれから2カ月。おそらく今回発表された「転向宣言」は、彼女なりの「責任感」の表明なのだろう。

 こうして、塚本幼稚園が過去を総括する文書を公表し、曲がりなりにも責任を負うことを表明する一方で、未だに知らぬ存ぜぬを通し、ほおかむりをしたまま自分の過去に向き合おうとしない連中がいる──塚本幼稚園に群がったいわゆる「保守系文化人」たちだ。

 塚本幼稚園で講演したのは、安倍昭恵氏だけではない。曽野綾子、櫻井よしこ、村上和雄、渡部昇一、中西輝政、竹田恒泰、青山繁晴、高橋史朗、八木秀次各氏などなど、数多くの保守系文化人もあの幼稚園で講演している。


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