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大阪や上海に強敵、満足度も低下 どうする「夢の国」ディズニー

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週刊朝日

人気が高まりつつある上海ディズニーランド (c)朝日新聞社 

人気が高まりつつある上海ディズニーランド (c)朝日新聞社 

4月に「ミリオン・パーク」を新設したUSJ (c)朝日新聞社

4月に「ミリオン・パーク」を新設したUSJ (c)朝日新聞社

 家族や恋人と行きたいテーマパークと言えば、まず思い浮かべるのが東京ディズニーリゾート(TDR)。絶対的な人気を誇っていたが、このところ陰りが見えている。混雑などに伴い入園者の満足度が低下する一方で、国内外のライバルが勢いを増しているためだ。包囲網が強まるなか、「夢の国」も変革を迫られている。


 東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを合わせたTDRの2016年度の入園者数は3千万4千人。4年連続で3千万人を上回ったが、14年度の3137万7千人をピークに、15年度3019万1千人と減少傾向だ。

 これに対し、国内で最大のライバルであるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、「ハリー・ポッター」などの大型施設が好調だ。人気アニメキャラクターとのコラボイベントも仕掛けており、15年にはディズニーシーを入園者数で抜いた。恐竜がテーマのジェットコースターなど大型アトラクションも新設し、16年度は1460万人に達した。担当者は「顧客満足度を高めていったのが、好調の一番大きな要因だった」という。

 USJは17年も人気ゲーム「ドラゴンクエスト」とコラボしたアトラクションや、「ミニオン・パーク」の新設などで攻勢をかける。

 米国のテーマエンターテインメント協会が発表した「世界の娯楽施設・テーマパーク入園者数ランキング2015」によると、ディズニーランドは3位の1660万人、4位がUSJの1390万人、5位がディズニーシーの1360万人だった。16年のランキングはまだ発表されていないが、USJが伸びてディズニーシーを引き離しているとみられる。かつてはライバルを寄せ付けず「一人勝ち」と言われてきたTDRの足元は揺らいでいる。

 集客数が落ち込んだ理由として指摘されているのが、パーク内の混雑やサービスの質の低下などだ。人気のアトラクションになると数時間並ぶことが当たり前で、ショーの質も以前ほど高い評価を得られなくなっている。

 TDRを運営するオリエンタルランドの横田明宜取締役常務執行役員は「入園者数が急激に増えたことで、一時的に混雑感が増し、満足度の低下が見られた。高い満足度を伴った3千万人集客を目指している」とする。

 長年のファンで、学生時代にバイトもした30代の女性はこう嘆く。


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