道しるべのなかった“京大卒美人”バイオリニストがプロになれた理由 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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道しるべのなかった“京大卒美人”バイオリニストがプロになれた理由

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週刊朝日
松尾依里佳(まつお・えりか)/1984年、大阪府生まれ。2004年にデビュー、10年から朝日放送「探偵!ナイトスクープ」秘書。同局「キャスト」コメンテーターや「ANA 旅するクラシック」のパーソナリティーでも活躍

松尾依里佳(まつお・えりか)/1984年、大阪府生まれ。2004年にデビュー、10年から朝日放送「探偵!ナイトスクープ」秘書。同局「キャスト」コメンテーターや「ANA 旅するクラシック」のパーソナリティーでも活躍

 京都大学経済学部を卒業し、プロのバイオリニストとしても活躍するタレント・松尾依里佳さん。音楽家を目指した彼女があえて京大を選んだ理由は? そして京大に行きながらも音楽家としてプロになれたわけとは? 

*  *  *
 4歳からバイオリンを始め、「将来は音楽家になる」と決めていました。ただ、音大に進むか総合大学に入るかで、高2秋ごろまで迷っていました。

 当時考えたのは、音大では出会えないような人からいろんなことを吸収したいなと。それで、京大をめざすと決めました。面白い人が集まりそうな大学だから(笑)。私大を受験せずに京大一本。現役で無事合格できました。

 大学に入ると、高校の時との違いに驚かされました。自ら学ぶ意欲がないと何も得られないし、面白い人になかなか出会えない。

 夏休みも近づいた頃だったかな。「京大ESS(英語会)」のチラシに興味を持ち、部室をのぞいたんです。活動していたA号館は当時、「豚小屋より汚い」と言われていて、怪しい雰囲気。そこで英語で討論する変な集団を見て、「面白い人がいる!」とピンときたんです。新入生勧誘の時期は終わっていたけど、仲間に入れてもらいました。

 ESSでは「尊厳死の是非」といった医療問題や環境問題をテーマに、英語でディスカッションをし、スピーチもしました。

 サークルの仲間と出会って感じたのは、本当に優秀な人っているんだなと。「インテルのCPUが頭に移植されている」と言われた先輩は、みんなで作り上げたロジックをあっさり論破する。そんな切れ者を、京都弁で「そうやなあ」とか言いながらまとめる懐の深い先輩もいた。みんなで日本語禁止の英語合宿へ行ったり、大学近くの鴨川で飲み会をしたり。良い思い出です。

 勉強とESSの活動で忙しかったけど、バイオリンの練習は続けていました。就職するつもりはなく、3回生になって音楽家になる活動を始めました。

 音大や芸大の学生は、先輩から仕事を紹介してもらって業界に入ることが多いんです。でも、私は総合大学出身で道しるべがなく、がむしゃらに突っ走るしかありませんでした。


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