黒柳徹子さんがたった一度だけ永六輔さんと食べた「ネギめし」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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黒柳徹子さんがたった一度だけ永六輔さんと食べた「ネギめし」

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週刊朝日#お悔やみ
永六輔さんの遺影として、和服姿の20代、ラジオマイク前の50代、70代の3枚が並んだ (c)朝日新聞社

永六輔さんの遺影として、和服姿の20代、ラジオマイク前の50代、70代の3枚が並んだ (c)朝日新聞社

 そんな60年以上のお友達なのに、私は永さんとご飯を食べたことがなくて。一回だけ、私が鹿児島で芝居をしていたときに永さんが会いに来てくれて、「ネギめし好き?」って。きっとなんかおいしいものなんだろうなと思ってついて行きましたら、ラーメン屋さんみたいなところで、「黒柳君にネギめし食わせてやってよ」。そしたら、ラーメンの上にのせるおネギ、あれをご飯の上にのせまして、ラーメンのスープ、あれをそのご飯にかけたやつ。「ねえ、もうちょっと美味(おい)しいものないの?」って言ったら、「こんな美味(うま)いものないじゃないか」って叱られそうになったんで、「これでいいです」って、それだけ食べたことを覚えています。

 私はあと10年は「徹子の部屋」をやろう、いま40年なんで50年まではやろうと思っていますけど、はっきり言って永さんがいらっしゃらないこの世の中は、非常につまらないというふうに思っています。でも永さん、あなたが教えてくださったこと、あなたがお書きになった歌、そういうもの、私は忘れないようにして生きていきます。

 60年以上いいお友達でいてくださって、本当にありがとうございました。さよならというのも変なんで、またどうせ近いうちにお会いすると思いますので、そのときにまた。じゃあね。

週刊朝日  2016年12月23日号


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