たまたま仕事に? こぐれひでこがイラストレーターになった訳 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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たまたま仕事に? こぐれひでこがイラストレーターになった訳

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週刊朝日#夫婦
写真家の小暮徹さん(右)とイラストレーターの、こぐれひでこさん夫妻(撮影/写真部・小暮誠)

写真家の小暮徹さん(右)とイラストレーターの、こぐれひでこさん夫妻(撮影/写真部・小暮誠)

 イラストレーターの妻・こぐれひでこさんと、写真家の夫・小暮徹さんのお二人。大学時代に知り合い結婚して51年。いまも夫婦円満だが、その秘訣はどこにあるのだろう?

 夫は写真、妻は洋服のデザインのために渡ったパリで、その後の人生を決める転機を迎えたという。そして……。

*  *  *
 1971年から4年のパリ暮らしを経て75年に妻は日本に戻ることを決める。夫は1年遅れて、76年に帰国。フリーのカメラマンとして雑誌や広告の世界で活躍するようになる。

妻:私が「もうそろそろ飽きちゃったな。帰ろうかな」って言ったら、徹くんは「オレはまだいる」って。「そう。じゃあね」って私は先に日本に帰って、デザイナー兼オーナーとして洋服の会社を始めたんです。

夫:うちはいつもそういう感じです。別に仲が悪くなったわけじゃなく、それぞれやりたいことがあるだけ。僕はもう1年パリで写真をやりたかった。

妻:日本とパリで1年間、手紙のやりとりをしてたね。最終的に徹くんが帰ってきたのは……私が先に帰ってたからだよね。

夫:そうかな(笑)。

妻:そのときは「くっつく」ときだった。「二人で一緒に育っていこう」と思えたからだと思います。

妻:洋服の会社は10年続けたけど、85年にやめたんです。借金があったとかではないけど、あんまりもうからないし、ここで区切りをつけようと全部やめました。

夫:オレが「流行通信」でバンバン仕事してたころだ。

妻:そう、そちらは売れっ子でしたよ。徹くんの仕事はそんなに浮き沈みなかったよね。

夫:まあね。ほぼ順調に終われそうな感じになってきた。写真家なんて人気商売だから、人気があれば仕事が来るし、なくなったらじっとしてるだけだし。

妻:徹くんは何事にもあまり動じないというか、淡々としてる。

夫:僕の仕事ってね、クライアントがあっての仕事だし、「絶対にこうしなきゃ!」とかいう思いはそんなにない。うまくいかないときがあっても「捨てる神あれば……」で、拾う神がたまに来てくれる。拾われたときにうまくいけば、次に続いていくんです。


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