「私の売りは田舎者と若い点。今も3世代同居で、裏山からはイノシシが出てきます。古き良き支え合う地域社会を誇りに思っている。私が代表になれば民進党の変革を最も象徴できる。農政は国会議員の中で誰にも負けない」

 選対事務局長を務める福島伸享衆院議員(46)は「今の自民党は都会育ちの2世、3世ばかり。民進党には珍しい、田舎目線の政策を打ち出した」とアピール。

 遠い将来、与野党を含めた政界再編があれば、総理候補と見る政界関係者も少なくない。ギリギリの推薦人確保には「自民党議員からの働きかけもあった」(自民党関係者)という。自民党宏池会との連携、新党結成も夢物語でもなさそうだ。

 目下、代表選は台湾との二重国籍問題を一部メディアに批判された蓮舫氏が前原、玉木両氏をリード。次期衆院選で東京6区から出馬するとされる蓮舫氏は「2番」にはなりそうにない。“泣きの玉木”とだけ記憶されるのはもったいない。

週刊朝日 2016年9月23日号