政府が要請するベアはピント外れ 今日本に必要なのは円安だった!? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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政府が要請するベアはピント外れ 今日本に必要なのは円安だった!?

連載「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」

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週刊朝日
今年のベアは低調だった (c)朝日新聞社

今年のベアは低調だった (c)朝日新聞社

“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、政府が企業経営者にベースアップを要請していることに違和感があるとし、政府の本当の役目は、日本を円安にすることだと主張する。

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 モルガン銀行時代の部下ヒサムネ君たちと飲んだ。ヒサムネ君いわく、「入社試験のとき、まずは面接官としてシュさんが出てきたんですよ。ワー、外資には、ものすごい秀才がいるんだなと、びびりましたね。その後、最終面接官として支店長の藤巻さんが出てきたんですよ。さすが戦略重視の外資だと思いましたね。『学生が怖がって逃げちゃいけないから最後はゆるーいムードで締めるんだな』と思ったんです。ところが戦略でもなんでもなかったんですね。入社しても支店長室内の藤巻さん、そのままでしたよ。ところが、ディーリングルームに入ったとたんに形相が変わるんですね。私、この人、二重人格かと思いましたよ」

 確かに私は場所が違うと人格が違うのかもしれない。しかし人格は変わっても主張だけは、どこでも、いつでも全く変わらない。日本には円安が必要だ!!

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 中小零細企業の実質賃金が上がらないと、野党は政府を攻め立てている。また最低賃金法に基づき国が決める賃金の最低限度を引き上げろと強く求めている野党もある。政府は企業経営者にベースアップを要請する。しかし、なにかピントがずれている。

 賃金も他のモノの値段と同様、需給で決まるはずだ。そこにピントを合わせなければならない。日本人に対する需要が増えれば賃金は上がり、減れば下がるのが道理だ。グローバル化が進んでいる現在、日本人の労働者とお金の分捕り合戦をしているのは資本家ではなく他国の労働者だ。


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