田原総一朗「急発達するAIが人間に絶対に勝てない仕事とは」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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田原総一朗「急発達するAIが人間に絶対に勝てない仕事とは」

連載「ギロン堂」

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囲碁でAIが勝った。これは非常に大きな出来事である(※イメージ)

囲碁でAIが勝った。これは非常に大きな出来事である(※イメージ)

 技術が進化し、多くの職業が人工知能(AI)に取って代わると言われている現在。しかし、ジャーナリストの田原総一朗氏はAIが人間に勝てない仕事があると主張する。

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 いま、AIのブームが到来している。先日、AI囲碁ソフト「アルファ碁」が世界最強の棋士の一人である韓国のイ・セドル九段(33)と5戦して、4勝1敗で勝ち越したことが話題になった。

 囲碁は、将棋やチェス、オセロなどに比べると難易度が高い。これまで将棋やチェスの「AI対人間」の勝負ではAIが人間に勝利してきたが、囲碁で人間を超えるのはあと10年かかるだろうと言われていた。しかし今回、囲碁でAIが勝った。これは非常に大きな出来事である。

 東大大学院工学系研究科特任准教授の松尾豊氏が「中央公論」(2016年4月号)でAIについて寄稿している。松尾氏によると、AIブームはこれまで3度訪れたそうだ。第1次ブームは1956~60年代、第2次ブームは80年代、2度とも非常に期待され、国も企業も多額の予算を投入したという。ところが、二つのブームは思ったほど実を結ばず終わってしまった。

 そしていま第3次ブームを迎えているのだが、2000年代になってコンピューター自身が学習する「機械学習」が広まり、「ディープラーニング(深層学習)」技術が進展したことに学者たちは注目している。

 ディープラーニングとは、人間の脳の構造をソフトウェア的に模倣し、人間が関与せずに学習を進めることができる学習法だ。例えば、これまでは画像を見て、それが犬か猫かを判別する「画像認識能力」は人間にしかなかった。それがAIでできるようになったのである。

 イギリスのオックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授とカール・ベネディクト・フレイ博士が、野村総合研究所との共同研究で驚くべきことを発表した。


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