落語家・春風亭一之輔のちょっと変わった「爆買い」の楽しみ方 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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落語家・春風亭一之輔のちょっと変わった「爆買い」の楽しみ方

連載「ああ、それ私よく知ってます。」

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「爆買い」の裏に…

「爆買い」の裏に…

 落語家・春風亭一之輔氏が週刊朝日で連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」で、上野や秋葉原で見かける「爆買い」の新しい楽しみ方を教えてくれている。

*  *  *
 私は、寄席出演の合間に上野のアメ横や秋葉原電気街をうろつくことが多い。2015年は例年に増して外国人観光客が多かった。中央通りには大型バスが何台も並び、いろんな言語が飛び交ってにぎやかだ。みんな目的は「爆買い」らしい。

 ワイドショーとか夕方のニュースなどでは「おいおい、またやってるよ(半笑い)」的な、若干揶揄するような視点で伝えることが多いが、外国人の「爆買い」は間近で見てるとスカッとして気持ちいい。日本人の買い物より豪快で、やはり世界レベルは違うなぁと感心する。

 高価な電化製品をドカンと買うところもいいが、消耗品を「あんた、そんなに必要なの!?」つーほど買いまくってるところを、ちょっと離れてウォッチングするのも良い時間のつぶし方だ。空想して遊ぶのが楽しい。

 箱入りの「メガネ拭きシート」を20~30個も買い物カゴに入れてる、おそらく中国人のおじさん。おじさんもメガネを掛けてるが、自宅用ではないだろう。さっきトレーナーの袖でメガネを拭いていたし。職場の同僚に配るのだろうか? おじさんが会社の同僚のデスクに、

「ニッポン行ってきてな、ほれ、土産やっ!(なぜか関西弁)」

 と言いながら、小箱を投げつけていくさまが目に浮かぶ。

「課長。ボク、メガネ使てまへん!」
「誰かにあげたらええがな」

 周りを見れば、みんな持っている。誰にあげたらいいのやら。


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