「目標はリオ五輪で金メダル」と話す主将の中村(中央) (c)朝日新聞社
「目標はリオ五輪で金メダル」と話す主将の中村(中央) (c)朝日新聞社

 女子7人制ラグビー日本代表の“サクラセブンズ”が、男子に続き来年のリオデジャネイロ五輪出場を決めた。

 香港大会(11月7、8日)と日本大会(11月28、29日)の2大会の合計ポイントが最も多いチームが出場権を得るアジア予選。日本は連続優勝で、文句なしに五輪への切符をつかんだ。

 主将の中村知春(アルカス谷)はしみじみ振り返る。

「4、5年前まで女子ラグビーは、(競技人口も少なく)いまからでも代表になれると言われてしまうような存在だった。それが悔しくて、努力を続けてきた部分もある。リオでは、日本の女子ラグビー代表は心も体も、こんなに強いんだというところを見せたい」

 日本大会決勝は、1次リーグで敗れたカザフスタンとの再戦だった。それまでの7分ハーフと違い、決勝は10分ハーフ。体格で上回る相手だが、体力勝負なら負けない自信があった。日本は走って、走って粘り勝った。

 決戦に臨む選手の控室には、かつて共にプレーした仲間からのメッセージが書かれた日の丸の旗が掛けられていた。そこには、こんな一言があった。

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