「子どもを産むのがブルジョア」な日本はもう“瀬戸際” 『下流老人』作者が語る (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「子どもを産むのがブルジョア」な日本はもう“瀬戸際” 『下流老人』作者が語る

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週刊朝日#下流老人
NPO法人 ほっとプラス代表理事藤田孝典(33)ふじた・たかのり/1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事。聖学院大学人間福祉学部客員准教授。反貧困ネットワーク埼玉代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員。著書に『ひとりも殺させない』など多数(撮影/写真部・堀内慶太郎)

NPO法人 ほっとプラス代表理事
藤田孝典
(33)
ふじた・たかのり/1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事。聖学院大学人間福祉学部客員准教授。反貧困ネットワーク埼玉代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員。著書に『ひとりも殺させない』など多数(撮影/写真部・堀内慶太郎)

嫌老社会を超えて

五木寛之著

978-4120047596

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──どうしたら希望が見えるのでしょうか。

藤田:私が思うのは、若者と高齢者は断絶が激しくて、まず同じ世帯に高齢者が住んでいないし、感情を通わせる機会がないし、こうして上の世代の方に教えを請うこともない。対立している場合じゃなくて、若者ももっと高齢者の話を聞くべき。そこで通じるものが必ずあるはずです。

五木:仕組みの問題でいうと、一定以上の収入がある高齢者は年金を受け取らないなど線引きをすべきだと思いますね。

藤田:それを大きい声で言っていただきたいです。権利なので、僕らからあまり強くは言えないですから。

五木:例えば年金を返上している人は、何かの形できちんと認めてあげるとか、高額の収入を得ているのに年金をもらっている人が自主的に辞退することが必要なんじゃないかと思いますね。キリスト教の国では、困っている誰かに寄付するといったことが義務としてありますし、日本にももっと寄付文化が広がるべきでしょう。

藤田:社会はこのままじゃ維持できないということを理解することが必要です。それとあわせて、教育も大事にしていかなくちゃいけない。日本人はもっと海外へ行くべきだと思います。日本人ほど働くことを厭わない人種はいない。島国根性から少し抜け出して、語学ももっと勉強して、海外へ人を輸出していけば、もっとジャパンブランドみたいなものが確立できると思うんです。

週刊朝日 2015年11月20日号より抜粋


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