絶好調より少し疲れているくらいがいい? 羽生善治の“棋士”道 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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絶好調より少し疲れているくらいがいい? 羽生善治の“棋士”道

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羽生善治(はぶ・よしはる)1970年、埼玉県生まれ。小学6年生で二上達也九段に師事し、奨励会に入会。85年、中学3年生で四段となり、史上3人目の中学生プロ棋士となる。89年、初タイトルとなる竜王位を獲得。96年、王将位を獲得し、名人、竜王、棋聖、王位、王座、棋王と合わせ、史上初の七冠王となる。現在、名人、王位、王座、棋聖の四冠を保持。著書に『羽生の頭脳1~10』(日本将棋連盟)、『決断力』『大局観』『適応力』などがある(撮影/写真部・岡田晃奈)

羽生善治(はぶ・よしはる)
1970年、埼玉県生まれ。小学6年生で二上達也九段に師事し、奨励会に入会。85年、中学3年生で四段となり、史上3人目の中学生プロ棋士となる。89年、初タイトルとなる竜王位を獲得。96年、王将位を獲得し、名人、竜王、棋聖、王位、王座、棋王と合わせ、史上初の七冠王となる。現在、名人、王位、王座、棋聖の四冠を保持。著書に『羽生の頭脳1~10』(日本将棋連盟)、『決断力』『大局観』『適応力』などがある(撮影/写真部・岡田晃奈)

羽生:予想はできないですけど、いろんなことを推測し続けています。同じ一手を指すのでも、10秒で指したのと、10分考えて指したのとでは意味が違うんです。10分考えたということは、ほかの手も考えたんだろう。しかしこの手を選んだということは、形勢に自信を持ってるんだな、とか。対局中はそういうことをいっぱい考えています。

林:なるほど。

羽生:「棋は対話なり」という言葉があるんですけど、相手の人の性格や考え方が、たくさん対局していくとわかってきますね。こういうことはしないとか、こういうやり方が好きなんだ、とか。

林:お互いの性格なんかも、だいたいわかっています?

羽生:棋士は160人しかいない上に、よく対戦する人は20人ぐらい、同年代だと子どものころから大会で顔を合わせたりしてるので。棋士だけじゃなくて、事務の方や記事を書く方、全員顔見知りですね。

林:棋士同士って仲良しなんですか? 家族ぐるみでどこかに行かれたりとか?

羽生:真剣勝負で対局しなければいけないので、ふつうの人間関係とはちょっと違いますね。ただ、わかり合えてる部分もあって、たとえば、「最近調子悪いじゃない」みたいなことは、棋士同士では絶対に言わないです。言わなくてもお互いわかっていることなので。

週刊朝日 2015年9月25日号より抜粋


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