地下1階の柱には、閉店を惜しみ、50人を超える作家や漫画家らがメッセージを寄せた(撮影/写真部・加藤夏子)
地下1階の柱には、閉店を惜しみ、50人を超える作家や漫画家らがメッセージを寄せた(撮影/写真部・加藤夏子)

 1980年代に、流通業に現代美術などの文化事業を融合させた「セゾン文化」。その一翼を担い流行を発信してきた書店、「リブロ池袋本店」が7月20日、40年の歴史に幕を閉じる。地下1階の柱には、閉店を惜しみ、50人を超える作家や漫画家らがメッセージを寄せた。

 直木賞作家の朝井まかてさんは「品揃えが群を抜いていて、想像以上の本に出会える場所でした」と語った。跡地には三省堂書店が入る予定だ。セゾン文化終焉の象徴ともいえるこの柱。保存はしないという。

週刊朝日  2015年7月31日号