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やくみつる 流行語大賞選考委員にダメ出し

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漫画家のやくみつるさん(左)戯作者の松崎菊也さん(中)コラムニストのペリー荻野さん(右)(撮影/写真部・岡田晃奈)

漫画家のやくみつるさん(左)戯作者の松崎菊也さん(中)コラムニストのペリー荻野さん(右)(撮影/写真部・岡田晃奈)

 一年を締めくくる12月ももうすぐ終わる。戯作者で作家の松崎菊也さん、漫画家のやくみつるさん、コラムニストのペリー荻野さん。舌鋒鋭いお三方が今年の一年を総括する。

*  *  *
やく:いまだにトリクルダウン(富裕層が富めば貧困層も豊かになるという経済理論)を主張してやまないというのは、どうなのか。

松崎:麻生太郎財務相も安倍首相も富裕層ですから、格差社会の実態はわからないでしょうね。

やく:これまでの10年を象徴する言葉は「格差社会」でした。でも今年、「集団的自衛権」を流行語大賞に選んだとき、「これから10年間のトップになる言葉だ」と私が話したら、メディアの人にきょとんとされたんです。その程度の認識かと、がっかりしましたね。

ぺリー:アナ雪の「ありのままで」はトップテンどまりで、大賞にはなりませんでしたね。

やく:大賞は「ダメよ~ダメダメ」と「集団的自衛権」でした。なぜアナ雪でなかったのかと質問もあったんです。「ダメよ~」より「ありのままで」のほうが、はるかに世間への影響は大きかったかもしれない。しかし選考委員が顔を見合わせて、「アナ雪見た?」「見てない」と。世間の声を拾い切れていなかったかもしれませんね。

松崎:でも、「ダメよ~」と「集団的自衛権」のカップリングがおもしろかった。

やく:ふたつの言葉は、見出しで必ず並ぶはずだから、とは考えました。

週刊朝日  2014年12月26日号より抜粋


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