「二人目不妊」は全不妊の3割 体外受精だけではない治療法とは (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「二人目不妊」は全不妊の3割 体外受精だけではない治療法とは

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 子どもを自然に妊娠、出産して「そろそろ二人目を」と考えたがなかなかできない……。こうした二人目不妊が増え、全不妊患者の約3割を占めると言われている。また、一人目が自然妊娠であるだけに、病院を受診するまでに時間がかかる傾向がある。

 大阪市に住む青木佳織さん(仮名・36歳)は、4年前に一人目の子どもを自然妊娠し、出産した。子どもが2歳になり夫婦で「そろそろ二人目を」と話し合ったが、なかなか妊娠しない。1年が経ち、青木さんは近くの婦人科を受診した。すると左右の卵管が狭くなっているため自然妊娠しにくいことを告げられ、卵管を使わずに妊娠できる体外受精をすすめられた。

 体外受精は、採取した卵子と精子を体外で受精させ、できた受精卵を子宮内に戻す治療だ。ただし排卵誘発剤の使用や、腟から針を挿入して採卵するなど身体的な負担が大きい。さらに自費診療のため、体外受精1回で40万円前後かかる。

 治療に踏み切れずにいた青木さんは、不妊治療専門施設の英(はなぶさ)ウィメンズクリニックを受診した。そこで、子宮に造影剤を注入したのち、X線撮影で卵管の状態を調べる卵管造影検査を受けた。すると左の卵管が狭くなっていて(卵管狭窄)、右の卵管はふさがった状態(卵管閉塞)だった。

 青木さんを診た院長の苔口(こけぐち)昭次医師はこう話す。

「二人目不妊で当院を受診した方の不妊原因を調べたところ、卵管に問題があった方が最も多く、50%でした。この割合は一人目不妊よりも多く、もともと軽度であった卵管の異常が進行して二人目不妊になっている可能性が考えられます」


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