長時間労働で心筋梗塞に それでも「残業代ゼロ」を強行するのか? (1/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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長時間労働で心筋梗塞に それでも「残業代ゼロ」を強行するのか?

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 財界の「強硬派」が、今年の春闘で安倍政権の要請に沿う形で、大企業が軒並みベースアップ(ベア=月給を一律に引き上げること)をはじめ6年ぶりの本格的な賃上げに踏み切ったことの「見返り」に、「残業代ゼロ」制度の実現をねらっているという。

「残業代ゼロ」に悩む人は、いまでもいる。もちろん「違法」だが、「合法」になったら、どうなるのか。九死に一生を得た事例を紹介する。

 ある運送会社でトラック運転手を務めるAさん(45)の仕事は過酷だった。

 日曜日は休みだが、月曜日の午前3~5時には都内にある荷主の倉庫に着いていなければならない。冷凍食品などを積み、遠くは新潟県、福島県の卸売市場やスーパーなどに運んでいく。数カ所で荷を下ろすと、昼ぐらいになる。

 そこから一般道を使って倉庫に戻る。この時点で夕方になっている。

 だが、これで帰宅できるわけではない。午後4~9時には、翌日運ぶ荷物の積み込みを始めなければならないのだ。届ける時刻は指定されている。多くは、最初の配送先に午前5時。新潟や福島の場合もあった。


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