「悲しみは死ぬまで続く」は3人に1人 増加する娘の“母ロス” (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「悲しみは死ぬまで続く」は3人に1人 増加する娘の“母ロス”

このエントリーをはてなブックマークに追加

 母を失った喪失感にさいなまれる“母ロス”が増えている。今回、本誌が40代以上の女性500人に実施したウェブアンケートによると、半年後までに立ち直ったケースが4割強だった一方、3人に1人は「自分が死ぬまで続くと思う」と回答しており、精神的なダメージが長引くことがうかがえた。ライターの松田亜子が、その解決法を探った。

*  *  *
 遺児の支援活動などでグリーフケアに携わる一般社団法人「リヴオン」代表の尾角光美(おかくてるみ)さん(30)は、母の他界から11年経った今も、折に触れて“悲しみスイッチ”が入る。

「親の死への悲しみや苦しみは、人生の節目ごとに形を変えて生まれてきます。今はその悲しみを、そのまま大切にするように生きています。喪失感、怒り、憎しみ、罪悪感は、つながりの表れ。親の死とは卒業したり乗り越えたりするものではなく、ともに生きるものだと思う」

 今回のアンケートで“母ロス”に陥った際の悲しみの癒やし方や乗り越え方をたずねた。「墓参りをした」「パートナーに頼った」「気を紛らわせるために趣味などを始めた」「日記や手紙に書いた」といった具体的行動を起こした人がいる一方で、最も多かったのは「時が過ぎるのを待った」。

 こうして娘たちを苦しめる“母ロス”を長引かせないためにはどうすればいいのか。親が生きている間にどう向き合うべきなのだろうか。母娘関係のカウンセリングをする臨床心理士の信田さよ子さん(67)は、こう解説する。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい