「レース後に打ち上げ」「遠征後に観光」“シニア”マラソンブームの理由 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「レース後に打ち上げ」「遠征後に観光」“シニア”マラソンブームの理由

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 空前のマラソンブームのなか、とくにがんばりが目立つシニアランナー。今年2月の東京マラソンでは、参加者の7.4%が60歳以上だった。生活習慣病や寝たきり、うつの予防にも繋がるという。

 孤独なスポーツといわれるマラソンは、ひとりだと挫折しがち。スポーツジムや地域のランニングサークルで仲間ができれば、お互いに刺激しあって、長く続けられるという。

 国内には、「日本最北端平和マラソン大会」(北海道稚内市)から「日本最西端与那国島一周マラソン大会」(沖縄県)まで、年間1600以上の大会がある。海外のホノルルマラソンやボストンマラソンなども、日本人に人気だ。

 茨城県の藍啓子さん(75)は夫の勝さん(75)と一緒に、観光もかねて国内外の大会に遠征するのが楽しみだと話す。

「今まで大会に158回出ていて、走った後は必ず観光しています。走ることよりも、観光や土地土地のおいしい物を食べるほうが目的なくらい。主人は応援しながら、走っているところを写真に撮ってくれてね。夫婦で楽しんでいます」

 もともとスポーツ好きだったのは夫の勝さんのほう。10年ほど前に腰を圧迫骨折するまで走っていた。一方の啓子さんは、むしろ、スポーツが苦手だったという。

「近所の人に『腰痛対策でスイミングを始めたいんだけど、一緒にやらない?』と誘われて、50歳ごろから泳ぐようになったけど、走るだなんて、とんでもないと思ってました」

 そんな啓子さんが走るようになったのは、55歳のとき。家の近くにできたスポーツジムで泳いでいたところ、イベント好きなオーナーに誘われて、5キロの大会に出ることになった。

「全身筋肉痛になったけど、走った後の打ち上げがとっても楽しくて(笑)」

啓子さんは年3回程度、5キロから10キロのレースを中心に走るようになった。フルマラソンに挑戦したのは、走り始めてから7年たった62歳だった。

「時間制限のないホノルルマラソンなら、歩いてでも完走できるといわれたので、やってみようかなと。ゴールできたときの達成感はひとしおでした」

週刊朝日  2014年3月21日号


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