完全実況 その(3) さだまさし・みのもんた対談 「ラジオがんばれ。だからテレビはだめなんだ」 (1/10) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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完全実況 その(3) さだまさし・みのもんた対談 「ラジオがんばれ。だからテレビはだめなんだ」

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週刊朝日11月29日号に掲載された対談「『だからテレビはダメなんだ』 さだまさし×みのもんた」の完全版を収録しました。

* * *

みの でもね、やっぱりラジオの世界のすごさっていうのは、いまだに忘れられない。「台風が四国に何時ごろ上陸をする」っていうニュースがある。今入ってきて、上陸してどうのこうのって言ったときに、「子供が帰ってこない」「お父さんが帰ってこない」っていう声が局に届いて。「ラジオの中のニュースで、これ言ってあげようよ」と。「子供がまだ帰ってこない。どこの何々が帰ってこない。心配してますから。公衆電話で電話だけでもできませんかね」と。即かかったよ。「大丈夫だ」と。あ、じゃあ聴いてたんだな、と。だからラジオの何ていうのかな、瞬発力っていうか、もっともっと食い込めるね。
さだ うん、即時性。
みの 即時性、うん。そういうのをだから、普通の娯楽系統、音楽系統の番組でもどんどん入れながらやればいいんだよね。
さだ 僕もそう思うなあ。
みの うん。さっきあの、さださんが、「街歩いてると、どこでも音楽、曲が聞こえてる時期があるよね」って言ったけども、「今信濃町でこんな曲が流れてました」とかね、「今新橋でこんな曲が聞こえてます」って、それだけでも面白いって言ったの。ラジオカーって言って。
さだ あっラジオカーね。
みの だけどね、ラジオカーのテーマがつまんないの、「人混みが多い」とか、歩行者天国で「どちらから来ました」「何買った」とか、そうじゃないだろうと。今何が見える、いや「見える」って何が聞こえるってことなのね。僕らは「見える」って言ってるんだけど。何が見える?
さだ そうそう、「何が見える」はラジオでは「何が聞こえる」ですものね。
みの 「軍艦マーチが流れてますよ」とかね、「与作が流れてます」とか、そういうのがすっごくラジオ的なんですよ。かけようか?ってかけられる。
さだ なるほど。
みの だからラジオカーなんだよなって言ったんだけど。なんかもう、わかってもらえなかったみたい。
さだ ものすごいヒントもらってますよ、僕。小説の。
みの あっそう。
さだ 恐らく、この小説を読んでくれるラジオ局のディレクターがいたら、ラジオ変わるかもしれないです。
みの 変わって欲しいね。
さだ 変わって欲しい。
みの だってテレビで誰がやってたんだっけな、「夕飯ですよ」「ごはんですよ」とかってやってる番組で、いきなりそのうちに行ってさ、「夕ご飯はなんですか」って。
さだ そうそうそうそう。
みの 結構あれが受けた時代があったんだけど。
さだ ヨネスケ。
みの ヨネだ。あんなのラジオでは、もっと前にやってたものね。
さだ やってますやってます。だって「友達の友達は友達か」って僕がやったんですから、一番最初に。
みの あっそう。
さだ オオカワのキンちゃんと。
みの キンちゃんね、
さだ 全国ネットの番組で、「今一番北で聴いてると思う人ハガキちょうだい」って言って。翌週、この人に、「あなたの一番友達で、ちょっと南住んでる人を紹介してちょうだい」って言って、果たしてどこまでつながるかと。そしたら、うまいこと紀伊半島から四国へ入ってね、それで四国一周して大阪へ出てね、それで九州も東側から入ってね、鹿児島に回って熊本からうちの妹にバトンが渡ったの。で、妹から僕にバトンが渡って。
みの すごいじゃん。


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