素人を“料理”し、プロに勝つ 大泉洋生んだ「どうでしょう」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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素人を“料理”し、プロに勝つ 大泉洋生んだ「どうでしょう」

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週刊朝日

「水曜どうでしょう」というバラエティー番組をご存じだろうか。北海道のローカル局制作でありながら、全国にコアなファンが存在し、番組DVDは累計300万枚を超える異例の大ヒットに。当初、素人として出演していた大泉洋は、もはや全国区の存在だ。“お化け番組”の仕掛け人、北海道テレビ放送(HTB)エグゼクティブディレクターの藤村忠寿氏(48)が、舞台裏を明かしてくれた。

*  *  *
 キー局の番組は、まずタレントさんありきの面がありますよね。一方、ローカル局は基本的にタレントもいませんし、予算も少ない。「どうでしょう」のスタッフだって僕を含めて基本2人です。キー局とはそもそもの条件が違うんです。

 当時大学生で、素人同然だった大泉洋をメーンで起用したのも、冒険でも何でもありません。彼は「どうでしょう」の前の番組に出ていて、おもしろいと思っていた。まあ、彼くらいしかいないでしょと、そのくらいの感じで始めました。

 僕が考えたのは、素人を使ってプロが出演する番組にどうやったら勝てるか。単純に言えば、ハプニングが起こればプロも素人も関係ない。だからハプニングが起きる企画を考えた。その一つが、「どうでしょう」の名物企画となる「サイコロの旅」でした。

 サイコロを振って、出た目の場所に行く。僕らスタッフもどこに行くかわからない。そして北海道から出て、国内外問わずとにかく遠くへ遠くへ行くことで、ローカル番組っぽさをなくそうと思ったわけです。その中でハプニングが起きて、驚き方や処理の仕方といった点で大泉の才能が表れたんですね。1回目のロケのVTRを編集した段階で思いました。「あ、これは完全にいけるな」と。


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