金利動向を示す財務省のボード (c)朝日新聞社 @@写禁
金利動向を示す財務省のボード (c)朝日新聞社 @@写禁

 年金だけで長い老後を乗り切るには厳しい時代がやってきた。定年までに3千万円の備えを作っておかないと、「老後破産」の危機に直面する危険性がある。そこで考えたいのが資産運用。資産には「価格が安定した資産」(安定資産)と「価格が動く資産」(変動資産)があるが、「ファイナンシャルリサーチ」代表のフィナンシャルプランナー、深野康彦氏がお得な安定資産を紹介する。

 安定資産の代表例は預貯金だ。少しでも高い利息を得るためには、ネット銀行が狙い目となる。

「ネット銀行の定期預金は、メガバンクに比べて金利が高く設定してあります。さらに狙い目なのが、地方銀行のネット支店です。たとえば香川銀行がネット上で開設している『セルフうどん支店』では0.5%(預入期間1年、1万円以上100万円まで)と高い金利が設定されています」

週刊朝日 2013年8月9日号