〈勝ちました! 応援ありがとう。楽しい90分間でした〉

「なでしこジャパン」が五輪初戦のカナダ戦に勝利した直後の7月26日、歌手のナオト・インティライミが親交のあるMF沢穂希に祝福メールを送ると、すぐにこんな返信が届いたという。

 90分間ピッチを休まず走り回ったばかりだというのに、何という律義さ。が、沢の"筆まめ"伝説はこんなものではない。

「芸能界で沢とメールをやり取りしている人物は驚くほど多く、ココリコの遠藤章造、フリーアナの羽鳥慎一や内田恭子、元モーニング娘。の矢口真里、吉澤ひとみなど数え切れない。彼らはブログやテレビ番組でたびたび交流を"アピール"しますが、それ以外にも"メル友"はもっといるでしょう」(芸能ライター)

 五輪中も、沢と長年親交があるというお笑いコンビ「ペナルティ」のヒデがワイドショーで沢からのメールを披露。同じくお笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也は7月に発売した著書『後輩力』の帯に、沢からの推薦文を掲載している。

 この気配りと情熱、いったいどこからわいてくるのか。女子サッカー担当のスポーツ紙記者は、こう解説する。

「単刀直入に言うと彼女はミーハーで、有名人が大好きなんです。性格も明るく社交的で、誰とでも分け隔てなく仲良くなれる。だから、"メル友"たちとのやり取りも、決して苦になっていないと思いますよ」

 社交性も金メダル級。これなら、政界から声がかかる日も遠くないかも!?

※週刊朝日 2012年8月17・24日号