プロスキーヤー三浦雄一郎氏 エベレストで死に直面し「好奇心」わく 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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プロスキーヤー三浦雄一郎氏 エベレストで死に直面し「好奇心」わく

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週刊朝日

 富士山や世界7大陸最高峰からのスキー滑降を達成した三浦雄一郎氏。富士山滑降に成功したあとは、次の目標をエベレストに定めた。1970年、8千メートル世界最高地点からエベレスト大滑降を敢行した。しかし、ブレーキ用のパラシュートは風によじれ、スキーは外れ、自身は転倒して落下。当然、斜面にたたきつけられたが、クレバスからはわずかにずれていた。当時のことを三浦氏はこう話す。

*  *  *
 あと数十秒でクレバスに落ちる。そう思ったときに、死の瞬間はどうなんだろうとか、3千年、3万年たったら僕はどこの星で何をしているんだろうとか、奇妙な好奇心がわきました。「これで助かったら、すごくぜいたくだ」と思って、不思議と恐怖感はなかった。

 一方で、「少しでもパラシュートが開いていれば、なんとかなる」と、必死でヒモを持ち上げてもいた。死を目の前に、「生きたい」という動物本来のエネルギーがわいたのだと思います。

※週刊朝日 2012年7月6日号


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