藤巻健史氏 「円高は諸悪の根源だが、ひとつだけメリットがある」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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藤巻健史氏 「円高は諸悪の根源だが、ひとつだけメリットがある」

連載「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」

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 投資助言会社の代表を務める、「伝説のディーラー」藤巻健史氏は「円高は諸悪の根源」と主張しているが、ひとつだけ円高のメリットが気づいたという。

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 我が家のハクモクレンが昨年春、大量の花をつけた。松山苑(植木屋さん)の若大将いわく、「もう寿命かもしれないですな~」。中・高の同級生で生物オタクのキムラ博士も同意見で、植物は危機を感じると「花や実を多くつけ子孫を残そう」と必死になるそうだ。

 それは動物でも同じとのこと。だとすると、所得の低い新興国が子だくさんなのが、わかるような気がする。私の父は7人きょうだいの6番目で、妻アヤコの父親は6人きょうだいの2番目である。歴史的に見ても地理的に見ても貧しい国や時代は子だくさんなのだ。

 ここで話は大きく変わる。「円高は諸悪の根源だ」というのが、ご存じ、私の主張である。

 と書いたが、円高には、一つだけメリットがあることに気がついた。少子化対策に有効なのだ。民主党の掲げる「少子化対策」だけは成功するだろう。円高が日本を貧乏にするからだ。日本は、昔のように貧乏となり、子だくさん国家に逆戻りする。今回は、ちょっと皮肉なお話でした。

※週刊朝日 2012年3月30日号


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藤巻健史

藤巻健史(ふじまき・たけし)/1950年、東京都生まれ。モルガン銀行東京支店長などを務めた。2013年7月の参院選で初当選。主な著書に「吹けば飛ぶよな日本経済」(朝日新聞出版)

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