ビジネスマンは季節を問わずスーツの下にワイシャツを着用しなければならないため、夏場は汗に悩まされがちです。ワイシャツ姿で汗をかくとシミや臭いなどさまざまな問題が発生しますので、事前に汗対策をしっかり行いましょう。


今回は、ワイシャツ着用時の汗の悩みや対策方法、お手入れのポイントについて解説します。


ワイシャツの汗の悩み


ワイシャツ着用時に起こりやすい悩みは大きく分けて3つあります。

■1. 汗ジミ
ワイシャツ着用時に汗をかくと、生地が濡れて汗ジミが目立つようになります。特に脇の部分は体の中でも汗をかきやすい部分で、かつ腕をおろした状態だと通気性が悪くなるため、汗ジミが悪目立ちしやすい傾向にあります。
なお、カラーシャツは白いワイシャツよりも汗ジミが濃くなりやすいので要注意です。

■2. 黄ばみ・黒ずみ
汗はもともと無色ですが、汗ジミをそのまま放置していると、汗に含まれるたんぱく質や脂質が空気に触れて酸化し、だんだん黄ばみを帯びてきます。一度黄ばんでしまうとなかなか汚れは落ちにくく、さらに汚れた部分にホコリやゴミなどが付着すると、だんだんシャツが黒ずんできます。
特に白いワイシャツは黄ばみ・黒ずみともに目立ちやすく、周囲に「不潔」と思われてしまう可能性があります。

■3. ニオイ
汗は本来無臭ですが、垢や皮脂と混ざり合った汚れを皮膚の常在菌が分解すると、いわゆる汗臭を発するようになります。ツンとした刺激臭は汗をかくほどきつくなるため、知らない間に周囲の人を不快にさせてしまうおそれがあります。

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ワイシャツの汗対策5選