今回は、家でも外でも、簡単に作れるレシピをご紹介します。ほかほかの炊き立てご飯にのせて丼にしても、お酒のお供のつまみにしても、副菜のひと品としても、美味しくいただけるメニューです。材料も缶詰や瓶詰めなどの保存性の良いものを使いますので、ストックされているおうちも多いのではないでしょうか。何かと忙しい時期だからこそ、作る手間は簡単に。食べる時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?

メスティン?

「メスティン」というアウトドアで使う調理器具兼食器をご存じでしょうか?元々は、軍隊での食事の際に利用する、箱型のブリキ製容器からきているようです。日本では『飯盒』と言われる、野外で煮炊きをするための携帯用の調理器具となります。

一時期はアウトドアショップや雑貨店などに置かれて、常に入荷待ちの状態であったり、雑誌の付録になったり、メスティンを使ったレシピ本が発売されたりと、とても話題になりました。

メスティンの良さは、その携帯性にあります。最近のメスティンはアルミ製のものが多く、軽くて壊れにくく、また、熱伝導率が高い素材であるため、加熱時間が短くて済みます。また、弁当箱のような形態は、調理中に蓋ができるため、さまざまな調理を行なうことができますし、出来上がった料理を食べる際の食器にもなり、余分な荷物を持たずに済むという点も魅力です。

メスティン+焼き鳥缶

焼き鳥缶は、照り焼きのような味が食欲をそそり、大人も子どもも好きな味ではないでしょうか?そのまま食べても美味しい焼き鳥缶を、ちょっとだけ手間を加えて、グレードアップ。もりもり、あっという間に食べてしまいますよ。

<材料>

焼き鳥缶(たれ味) 1缶

レタス 大1枚

ピーマン 1/4個

トッピング…マヨネーズ、からし、七味唐辛子、刻みのり、目玉焼きなど

<作り方>

1. レタスは千切りに、ピーマンも薄く輪切りに切っておきます。

2. メスティンに焼き鳥缶をタレごと入れます。

3. 弱めの中火で温めます。

4. 十分に温まったら、火を止めて、1を加え、全体をざっくりと混ぜ合わせます。

5. ご飯にのせても、そのままでも。お好みのトッピングをして、完成です。

メスティン+サバ缶

サバ缶も一時期はなかなか手に入らない状態になるほどの人気のある食材です。いろいろな料理に使うことができて、ボリュームもあるサバ缶はとても重宝しますよね。今回は、コクのあるサバにぴったりな、キムチと合わせたひと品です。辛みが苦手な人でも食べやすいように、卵も使ってみました。

<材料>

サバ缶(水煮) 1缶

白菜キムチ 50g

長ネギ 10cm程度

卵 1個

ごま油 小さじ2

しょうゆ 少々

<作り方>

1. サバ缶は水気を切っておきます。

2. 長ネギは斜めに薄切りにします。白菜キムチはざく切りにします。

3. メスティンにごま油を引いて、中火で熱し、長ネギを炒めます。

4. 長ネギがしんなりしたら、粗くほぐしたサバ缶と白菜キムチを加えて、炒めます。

5. しっかり熱が通ったところで、卵を割り入れて、全体をざっくりと混ぜ合わせ、蓋をして、さらに1分加熱します。

6. 最後に、しょうゆで味を調え、完成です。

メスティン+オイルサーディン

今回は、メスティンを加熱なしで、容器として利用します。刻んで和えるだけの調理ですが、華やかな見た目が、食事を楽しく盛り上げてくれるのではないでしょうか。

<材料>

オイルサーディン 1缶

パプリカ(黄) 1/4個

トマト 小1個

紫玉ねぎ 1/8個

青じそ 2枚

オリーブ(黒) 10個

にんにく 1/2片

オリーブオイル 小さじ1

レモン汁 大さじ1

塩・こしょう 適量

パプリカパウダー 少々

<作り方>

1. パプリカは粗めのみじん切りにします。

トマトは1.5cm程度の角切りにします。

紫玉ねぎは繊維に沿って薄切りにします。

青じそは粗めのみじん切りにします。

にんにくはすりおろします。

2. 全ての材料をメスティンに入れて、ざっくりと和えて、10分程度馴染ませたら、完成です。

手を掛けても、抜いても、美味しいものを食べると笑顔になりますね!