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梅雨時期に感じる体の不調の原因や対処法を詳しく解説

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梅雨時になると、「何だか体の調子が悪い」「いつもと違う」など、体調の異変を感じる方が増えてきます。株式会社リーフェが実施したアンケート調査によると、梅雨時期に体調不良を経験した人は全体の3割に上っており、とくに50代女性は7割近くが「梅雨時期に体調を崩しやすいと感じた」と回答しています。[注1]梅雨時期に何らかの不調を感じやすいと思ったら、その原因を把握し、適切な対処を行いましょう。

今回は、梅雨時期に陥りやすい不調の種類や原因、対処法について詳しくまとめました。


梅雨時期に感じる不調の種類

梅雨時期に感じる不調の種類は人によって異なりますが、ここでは代表的な症状を4つご紹介します。

■1. 頭痛

前述のアンケート調査において、梅雨時期に最も起こりやすい不調として挙げられたのが頭痛です。頭痛の種類はさまざまで、ずっしりとした鈍痛を感じる方もいれば、キーンと響くような偏頭痛に悩まされる人もいます。頭痛がひどい人は、同時にめまいや肩こりなどの症状を訴えることも多いようです。

■2. 食欲が出ない

食事どきになっても食べる気がしない、何を食べても美味しく感じないなど、食欲が減退する場合があります。人によっては吐き気や胃痛などの症状を感じることもあるようです。

■3. 疲れ・倦怠感

一日中だるさを感じる、動くとすぐ疲れるなど、倦怠感を覚えやすくなるのも梅雨時の特徴です。眠っても疲れが取れない場合が多く、梅雨時いっぱい倦怠感が続くという方もいます。

■4. イライラ・集中力の低下

梅雨時の不調は体だけでなく、精神面に及ぶ場合もあります。わけもなくイライラしたり、憂鬱になったり、仕事や勉強に集中できないといった症状が出た場合は、梅雨特有の不調に陥っている可能性があります。


梅雨時期に感じる不調の原因

梅雨時期に心身への不調を感じやすい原因は複数あります。適切に対処するためにも、自分の不調は何が原因なのかチェックしておきましょう。

■1. 気温の寒暖差による不調

梅雨にあたる6月~7月は全国的に気温が上昇する時期ですが、雨が降る日は一転して肌寒さを感じることもあります。とくに昼夜の寒暖差が大きい日は、体温調節が追いつかず、体に不調を起こしやすい傾向にあります。

■2. 気圧が低い

気圧の低い状態が続きやすい梅雨時期は、自律神経のバランスが乱れがちです。[注2]自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経によって構成されていますが、気圧の低い日は安静時に優位になる副交感神経が活発になり、体が脳がリラックスモードに移行してしまいます。その結果、時間帯に限らずだるさや倦怠感、眠気などを感じやすくなります。

■3. 湿度が高い

梅雨時期は雨が降りやすいため、常に湿度が高く、じめじめした状態が続きます。湿度が高いと、水分代謝や消化吸収がうまく行かず、食欲が減退したり、下痢などの症状が出たりします。[注3]また、空気中の湿度が高いと、発汗機能が乱れて余分な水分を体内に溜め込みやすくなります。余分な水分が体内に蓄積されると、むくみやだるさのほか、気温によっては熱中症を発症することもあります。

■4. 日照不足

梅雨時はどんよりと曇っている日が多く、日差しがなかなか届きません。人は日光を浴びることによってビタミンDを生成しているため、日照不足に陥ると、ビタミンDの欠乏からカルシウム吸収率の低下を招く原因となります。[注4]また、日光にあたると人は「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が活発になります。くもりや雨の日が続くと、セロトニン不足から気分の落ち込みやイライラといった精神面の不調が目立つようになります。


梅雨時期に感じる不調の対処法

では、梅雨時期に心身への不調を感じたらどのように対処すればよいのでしょうか。今すぐ実践できる梅雨時期の不調の対処法を3つご紹介します。

■1. 規則正しい生活を送る

乱れた自律神経を整えるには、規則正しい生活を送り、体のリズムを正常に戻す必要があります。起床時は雨やくもりの日でもカーテンを開けて外の光を浴び、体内時計をリセットしましょう。また、だるさや倦怠感を感じるときは、ウォーキングやストレッチ、ジョギングなどの軽い運動を行うと、血の巡りが良くなって不調の原因を解消できます。

■2. 体のむくみにはカリウムの摂取がおすすめ

湿度が高くて体がむくんでいるときは、体内の余分な水分の排出をサポートするカリウムを意識的に摂取しましょう。カリウムはきゅうりや大根、アボカド、バナナなどの野菜や果実類に含まれています。これらは生のままでも摂取できますが、大量に食べると胃腸に負担がかかるので、温野菜やスープにするなど、加熱調理して食べるのがおすすめです。なお、持病などでカリウムを制限しなければならない方は、事前に医師へ相談しましょう。

■3. 冷たいものの摂取を避け温かいものを食べる

梅雨時期は蒸し暑さを感じやすいので、つい冷たい食べ物・飲み物をとりたくなりますが、冷たいものを暴飲・暴食すると胃腸が冷えて体調不良が悪化する原因となります。冷たいジュースの代わりに温かいお茶やスープを飲んだり、体を温める作用のあるショウガを料理に使ったりして、体を芯から温める工夫をしましょう。


梅雨時の不調は生活習慣の見直しで改善できる

梅雨時期は気圧や寒暖差、湿度などの影響により、心身に不調を来しやすくなります。放っておくと仕事や日常生活に支障を来す可能性がありますので、梅雨時期になったら生活習慣を見直し、規則正しい生活と食事を心がけることが大切です。

天気予報専門メディア「tenki.jp」では、WEB上で梅雨に関連するさまざまな情報を公開しています。「不調対策で梅雨入り・梅雨明けの時期を知りたい」「この先の気象状況を知りたい」という方は、ぜひtenki.jpの梅雨情報コンテンツをご利用ください。

[注1]株式会社リーフェ:【調査レポート】約3人に1人は「梅雨バテ」経験あり。梅雨の頭痛、イライラ、寝不足…原因は脱水にあり?!~代表取締役医師が解説~

[注2]J-STAGE:気象変化と痛み[pdf]

[注3]日本成人病予防協会:梅雨の湿気が体調不良を招く!?ムシムシした日本の梅雨(初夏~夏)ならではの体調不良対策

[注4]日本成人病予防協会:日照時間と健康との関係


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