生き方の多様性が尊重される今こそ、吉田松陰氏の教えが活きる!?

2016/10/27 11:00

ようやく風も涼しくなり、冬の訪れを感じさせる季節になりました。 今日は、没後150年以上経つ今でも、ドラマや映画、書籍等、様々なメディアがその名を語り継ぎ、受け手がいつその情報に出合おうとも、その思想は新鮮な刺激を与える存在、吉田松陰氏の命日。その魅力はまさに類稀なる行動力とその志を維持し続ける意志(松陰氏自身は狂気とも語っている)、その能力にして人の上に立とうとせず、個々人の多様性を認めながらの教え、学びを乞う者に対するオープンな心の持ち主というところでしょうか。日本は物も情報も豊かさを極め、教育に関しても画一化された価値の時代は終わりを迎えつつあり、多様性を認め合う時代に突入しました。多様性を認める時代とはつまり、松陰氏の謳うところの自分なりの志や自分なりの価値観を持つことが問われる時代でもあるのではないでしょうか。松陰氏の命日の今日、その思想に触れながら、ご自身の長所をどのように活かして生きていくか、その自己価値について改めて考えてみてはいかがでしょうか。

志を持ち行動することを説く松陰氏の卓越した行動力が魅力 時に自らの命をかけるほどの強烈な行動力は時代を超えて驚かされます。出来事として有名なのは、時の幕府に見つかれば死罪に処される海外渡航を企て、二度に渡って失敗するも、諦めることなくペリー再来航時に小舟で艦隊に漕ぎ寄せ、筆談で密航の交渉をしたことです。密航計画は失敗に終わりますが、松陰氏のその志にペリーは感銘を受け、刑罰を和らげてはどうかと文書で幕府に働きかけたそうです。松陰氏は幼い頃から父や叔父の影響もあり、多くの書物を読み知識や見聞を広げ、またその意欲は日本各地への遊学でも見て取れますが、重い刑罰をもかえりみない狂気とも思える密航計画の一部始終には、時代も国をも超えてどんな人も驚かされるのではないでしょうか。しかも、この密航計画の原点はペリー来航の際に受けた衝撃。松陰氏は日本の国防の強化が急務であると考え、先進国を知り学ぶべきと計画したものでした。教えを説く松陰氏自身が自らの志に忠実に行動する様が、人々の心を掴んで離さない強烈な魅力の一つです。
命日に再び出会う松陰氏の教え「学問とは、人間はいかに生きて行くかを学ぶもの」 いかなる人にも学問の必要性を説く松陰氏。密航の件で投獄された松陰氏は、囚人を相手に講義を始め、それがその後の教えのベースになったと言われています。松陰氏の説く学問とは、人間はいかに生きていくかを学ぶもの。個々人の長所や能力を伸ばし志を持って行動すること。単一の価値観で人を見ず、一度の失敗や行動の結果ではなく、その心を見よう、と説いています。150年以上も前の教えだというのに、むしろ、現代にこそぴったり。そして、いつからでも誰にでもまさに志ひとつで踏み出せる実際的な教えであると感じませんか!? 日本の教育体系も大きく変わろうとしており、偏差値の良い学校に入って有名な会社に就職する、という価値観は古くなっています。生き方の多様性も受け入れられるようになった時代に突入し、まさに松陰氏が教えるところの、個々人の長所や能力を活かして生きて行く時代、誰かの物差しではなく、自分自身の価値観で志で歩んで行くことを学びとする時代になるのではないかと感じられます。今再び、吉田松陰氏の教えをなぞることで、新たな発見や力強い後押しをもらえるのではないかと思います。彼の遺した書物があなたの能力を開かせてくれるかも知れません。今日は吉田松陰氏の命日です。

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