19日は「土用の入り」。今さら聞けない「土用」の基礎知識

2016/07/19 16:30

今年は本日19日が夏の土用の始まりである「土用の入り」、8月6日が最終日にあたり「土用の明け」といいます。 土用といえば夏のイメージがありますが、各季節にあることをご存じですか? そもそも「土用」と「土用の丑の日」は何が違うのか? なぜ「丑の日」にウナギを食べるのはなのか? 実は知らないことだらけの「土用の日」について迫ります。

「夏の土用」といばウナギ! ビタミンが豊富で夏バテ防止にぴったりです
「夏の土用」といばウナギ! ビタミンが豊富で夏バテ防止にぴったりです
「土用」とは何か? 「土用」は、五行に由来する暦の雑節。 季節の移り変りをつかむために設けられた特別な暦日のことで、節分、彼岸、八十八夜などもこれに当てはまります。 「夏の土用」が有名ですが、実は、「土用」は各季節にあり、四立(立春、立夏、立秋、立冬)の前、約18日の期間のことを指します。 せっかくですので、2016年の「土用」の期間をご紹介しますね。 【冬】1月18日~2月3日 【春】4月16日~5月4日 4月25日 【夏】7月19日~8月6日 【秋】10月20日~11月6日
土用は季節ごとにある
土用は季節ごとにある
「丑の日」とは何か? 夏の土用といえば、「土用の丑の日」のことを指し、ウナギを食べる日と思っている方も多いはず。 では、そもそも「丑の日」って何なのでしょう。 「丑の日」は、十二支の「子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、兎(う)……」の丑のこと。 十二支は、現在のように年を数えるときだけに使われていたのではなく、昔は方角や、月、日にちを数えるのにも使われていました。 「土用」の期間(約18日)で、12日周期で割り当てられている十二支の「丑の日」に当たる日が「土用の丑の日」となります。 つまり、「土用の丑の日」も季節ごとにあり、年によっては2日ある季節もあります。 2日ある場合、それぞれを「一の丑」「二の丑」と呼びます。 今年の「土用の丑の日は」 【冬】1月20日 2月1日 【春】4月25日 【夏】7月30日 【秋】10月22日 11月3日 となっています。
十二支は方角や月・日を表す
十二支は方角や月・日を表す
なぜウナギを食すのか? 「夏の土用」といえばウナギですが、なぜウナギを食すようになったのでしょう。 「夏の土用」は1年の中で最も暑さが厳しい時季にあたるため、江戸時代には、夏バテや病気回復のために、柿の葉などの薬草を入れたお風呂に入ったり(丑湯)、お灸をすえたり(土用灸)するようになりました。 ウナギ食べる習慣については諸説あるのですが、平賀源内(1728-1780/江戸時代中頃の本草学者、地質学者、蘭学者、医者)が発案したという説が最もよく知られています。 それは…… ──旬が冬(!)のウナギが、夏に売れずに困っていることをウナギ屋が平賀源内に相談したところ、「本日丑の日」という貼り紙を店先に貼ることを勧められました。 すると、そのウナギ屋が大繁盛し、他のウナギ屋もまねするようになり、「土用の丑の日」にウナギを食べる習慣が定着した──という説。 当時は「丑の日に『う』の字がつく物を食べると夏バテしない」という風習があったとされ、ウナギ以外には梅干、うどん、うさぎ、馬肉(うま)、牛肉(うし)などを食べていたことも流行の背景にあったようです。 ビタミンA・B群が豊富に含まれ栄養価が高いウナギは、夏バテ、食欲減退防止の効果があり、万葉集にも記述が残っているほど、日本人にはなじみが深い食材です。 今年の「土用の丑の日」は、季節を感じながらウナギを食べて、元気になりましょう。
「土用の丑の日」は、ウナギ屋の戦略?
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