梅雨の晴れ間もひと段落。再び梅雨前線が西から北上し、曇りや雨が続く見込みです。
そんな中、6月も明日が最終日。一年の半分が過ぎましたね。
実は、明日6月30日は「ハーフタイムデー」とも呼ばれ、残りの2016年が充実した日々になるよう、目標や進捗を見つめ直すいい機会。
皆さんはこの半年間を振り返っていかがですか?
すでに目標を達成した人、目標半ばの人……とさまざまでしょう。
ぜひ「ハーフタイムデー」を有効活用して、一年をしっかり折り返してくださいね。

6/30は1年の折り返し地点「ハーフタイムデー」。日々の行動を見直し、リセットするいい機会です
6/30は1年の折り返し地点「ハーフタイムデー」。日々の行動を見直し、リセットするいい機会です

ハーフタイムデーとは

6月30日は、年始から数えて181日目(2016年は、閏年なので182日目)、年末まで残すところ184日となります。
1年の折り返しの月である6月の最終日“6月30日”を、最近では「ハーフタイムデー」と呼び、前半年の反省を行い、後半年の目標を設定する人が多いそう。
公式の記念日ではありませんが、節目、節目に立ち止まることは有意義な一年を過ごすうえで、とても大切なことです。

節目で進捗を確認することが目標達成へのカギ
節目で進捗を確認することが目標達成へのカギ

夏越祓(なつごしのはらえ)とは

そもそも日本では6月と12月、1年に2回「大祓」という行事が宮中や神社で行われてきました。
6月末日に執り行うものは「夏越祓(なつごしのはらえ)」、
大晦日に執り行うものは「大祓」、
このようにきちんと名称が分けられていて、「夏越祓」では半年間の罪とけがれを祓い、残り半年の無病息災を祈願します。
それでは、「夏越祓」とは、どんなことを行う行事なのでしょう。
作法は神社によって異なりますが、「茅の輪くぐり」「人形(ひとがた)流し」を行うところが多いようです。
【茅の輪くぐり】
神社の境内に作られたチガヤという草で編んだ大きな輪を「8」の字の描くように3度くぐり抜けると、病気や災いを免れる。
【人形(ひとがた)流し】
息を吹きかけたり、撫でたりして、けがれをうつした人形を神社に納める。その人形を川や海へ流したり、お焚き上げをするなどして厄を落とす。

茅の輪くぐり
茅の輪くぐり

また、京都では「水無月」という和菓子を食して厄落としをする風習があります。
「水無月」は三角形の外郎に小豆をのせたお菓子。
三角形は暑気を払う氷を表し、小豆は厄払いの意味があるそうです。
── 明日「ハーフタイムデー」は、特別な儀式を行う必要はありません。
ただ、この半年を振り返り、これからの半年をどう過ごすのか……。
そうしたことを考えるだけでも、2016年の後半の充実度や運気がちがってくるはずです。

和菓子「水無月」
和菓子「水無月」