小学生の学童野球。のびのびと野球を楽しむ子どもたちの姿はほほえましいが、最近、課題として焦点が当たるのが「盗塁問題」だ。力量差のあるチーム同士や中学年以下の試合では、投手はストライクが入らず四球を連発し、捕手は盗塁を刺す肩の強さがないため、盗塁やワイルドピッチによる進塁と得点が延々と続く「無限ループ」がしばしばみられる。試合にならない試合なのだが、投球過多でケガにつながる恐れだけではなく、子どものやる気がなくなってしまい“野球離れ”の原因になりかねないとの懸念もある。現場からは「盗塁禁止や回数制限などルールを変えるべきではないか」との意見もあれば、「盗塁必要論」を訴える指導者も。果たしてどんな形が望ましいのか。
学童野球の「盗塁」は禁止すべきか 長すぎる守備の時間に「子どもが野球に飽きる」との声も
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