2022年、首都圏では中学受験の受験者数・受験率がともに過去最高を記録した。競争が年々激化するなかで、塾選びが合格を勝ち取るスタートラインとも言え、当然、わが子を託す親の目はシビアになる。首都圏ではサピックスや四谷大塚をはじめとする大手進学塾が人気だが、その一角に割って入ろうとする新興勢力もある。ベネッセグループの「アップ」が、グループ初となる首都圏中学受験塾「進学館√+(進学館ルータス)」を東京・渋谷に開校した。仕掛けるのは、関西エリアで灘中学をはじめ難関校合格実績を急伸させた受験塾「馬渕教室」の統括だった吉田努氏。馬渕教室からアップに電撃移籍した凄腕は、首都圏の中学受験界でどのような戦略を考えているのか。吉田氏に話を聞いた。
東京進出した「ベネッセ難関中学受験塾」の勝算 関西の凄腕が仕掛ける“首都圏で勝つ秘策”とは
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