

西尾典文
スポーツライター
プロフィール
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。修了後も主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、AERA dot.、デイリー新潮、FRIDAYデジタル、スポーツナビ、BASEBALL KING、THE DIGEST、REAL SPORTSなどに記事を寄稿中。2017年からはスカイAのドラフト中継でも解説を務めている。ドラフト情報を発信する「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも毎日記事を配信中。
西尾典文の記事一覧








全日本大学野球開幕 “注目選手”をプロ選手に例えると…
6月5日に開幕する第66回全日本大学野球選手権大会。文字通り大学野球の日本一を決める大会であり、全国の26連盟を勝ち抜いた27チームが出場する(九州地区大学野球連盟のみ北部、南部の2チームが出場)。 高校野球の甲子園大会に比べると一般的な知名度や注目度は高くないものの、今までも後にプロで活躍する選手の多くがこの大会でプレーしている。今シーズン7試合連続二桁奪三振の日本記録を樹立した則本昂大(三重中京大→楽天)は2012年の大会で松葉貴大(大阪体育大→オリックス)と初戦で投げ合い延長10回の末1対2で敗れたものの、参考記録ながら20奪三振の大会記録を樹立し特別賞を受賞している。

日ハム近藤健介、イチロー超え「夢の4割打者」の可能性
4月には12年ぶりとなる10連敗を喫するなど、開幕から低迷している昨年の王者日本ハム。大黒柱である大谷翔平を怪我で欠き、主砲の中田翔も不振に陥るなど苦しい戦いが続いているが、そんなチームにあって驚異的な打撃で一人奮闘しているのが6年目の近藤健介だ。3月・4月の25試合で.416の成績を残すと、5月もここまで4割を超える高打率をマークし、2位の内川聖一(ソフトバンク)に7分大差をつけて首位打者を独走している。残り試合はまだ100試合弱あるものの、夢の4割打者誕生の期待も高まっている。そこで今回は打率に関するあらゆる記録、そして近藤が4割打者になる可能性について考えてみたいと思う。

シーズン中のトレードで緊急補強せよ! ロッテ、中日…「低迷球団」が狙うべきはこの選手
開幕から2ヵ月弱が経過した今年のプロ野球。レギュラーシーズンの約4分の1が終わった計算となるが、両リーグとも大きな連敗によって低迷しているチームが目立つのが現状だ。しかし、7月31日まではトレードおよび新規契約は可能となっている。日本ではアメリカに比べてシーズン中のトレードは少ないが、かつては西武から巨人に移籍した大久保博元が5月に移籍して翌月に月間MVPを受賞しチームの起爆剤となった例もある。そこで今回は、低迷する球団のトレード案を提示してみたい。なお、実現性を考えて各チームに提案する選手は他リーグの球団の選手とした。(※チーム、選手の成績は5月18日終了時点)