


「御三家」を蹴って入学する生徒も 私立共学トップ「渋渋」はなぜこれほど躍進したのか?
「ご両親の時代とは様変わりですよ」――。首都圏で私立中学入試の「勢力図」の変遷を語るとき、代表的な例として名前が挙がるのが、渋谷教育学園の幕張中学高校(渋幕)と渋谷中学高校(渋渋)だ。いずれも、田村哲夫理事長(87)が経営のかじをとってきた中高一貫校で、東大合格者数で全国有数の実績を残しているほか、海外大学への進学を早くから支援するなど先進的な教育でも注目される。近年は、男女の「御三家」と言われる名門中に受かる実力がありながら、渋幕、渋渋を選ぶケースが珍しくない。伝統が重視されがちな私学の世界で、なぜこれほどまでに人気を集めることができたのか。今回は、特に競争の厳しい東京で「私立共学トップ」の難関校に成長した「渋渋」に焦点を当てて、躍進の秘密に迫る。「伝説の校長講話 渋渋・渋幕は何を大切にしているのか」(中央公論新社)の著書もある読売新聞編集委員の古沢由紀子氏に寄稿してもらった。



中学受験で「算数1科入試」が女子校に広がる理由とは 「文系」のイメージに変化
かつては「文系」のイメージもあった女子校の理系化が進んでいます。大学では2022年度に奈良女子大学が日本の女子大として初めて工学部を創設し、24年度にはお茶の水女子大学が共創工学部(仮称)を創設する予定です。また24年度から東京工業大学が女子枠を設けるなど、女子の理系人材育成に力を入れています。女子中高でも、理系教育に本腰を入れ始めています。その動きは入試にも反映されており、女子校で算数1科入試を導入する学校が増えています。学校の狙いはどこにあるのでしょうか――。「中学入試の今」を追うAERA dot.の短期集中連載3回目は、女子校に広がる算数1科入試について考えます。

中学入試で「東大入試」と同じテーマを出題した学校は? 「詰め込みでは太刀打ちできない」
2022年度の首都圏の中学入試の受験者数は5万1100人、受験率も17.30%前年度よりも上昇しました(首都圏模試センター調べ)。8年連続で受験者数、受験率ともに増加し、ますます過熱する中学受験ブームですが、入試そのものにも変化が起きています。AERA dot.では短期集中連載「2023中学入試の今」と題して、入試の現状を専門家の分析とともに紹介していきます。第1回は、脱知識型の入試問題について。従来のような知識の詰め込み対策だけでは太刀打ちできない、その場での読解力や思考力が問われる出題が目立ちます。工夫を凝らした各校の問題が受験生に伝えたいメッセージとは――。

「中学受験人気ブロガー」が提唱する“父親の狂気”に陥らない心得 子の受験を「自分ごと」にしない
年々過熱する中学受験において、子どもの受験勉強に積極的に関与する父親が増えつつある。育児に積極的な父親が増えるなかで、受験でもわが子をサポートしてあげたいと父親が考えるようになったのも当然の流れかもしれない。その一方で、父親が自身の受験の成功体験を押し付けたり、会社での仕事のやり方を受験勉強に適用させたりすることで、疲弊してしまう子どもがいるという話も多い。そこで、AERA dot.ではさまざまな「中学受験パパ」のケースを取材し、子どもとの最適な関わり方を探った。短期集中連載の第3回は、2人の兄妹との中学受験体験を書いたブログがヒットし著書「偏差値に効く究極サポート10の実践」も出版したゆずぱさんが登場。中学受験パパが覚えておくべき“心得”を聞いた。

受験エリートの父親が身をもって感じた「令和の中学受験」の変化 自身と比べ「勉強量は3倍」に
年々過熱する中学受験において、子どもの受験勉強に積極的に関与する父親が増えつつある。育児に積極的な父親が増えるなかで、受験でもわが子をサポートしてあげたいと父親が考えるようになったのも当然の流れかもしれない。その一方で、父親が自身の受験の成功体験を押し付けたり、会社での仕事のやり方を受験勉強に適用させたりすることで、疲弊してしまう子どもがいるという話も多い。そこで、AERA dot.ではさまざまな「中学受験パパ」のケースを取材し、子どもとの最適な関わり方を探った。短期集中連載の第2回は、自身も中学受験経験者で“筑駒”へ入学したという父親に、「自分の時代とは違う」と感じた現状を語ってもらった。

早稲田アカデミー元教室長が体感した“中学受験パパ”の難しさ 息子との確執を乗り越え願う「幸せな受験」
年々過熱する中学受験において、子どもの受験勉強に積極的に関与する父親が増えつつある。育児に積極的な父親が増えるなかで、受験でもわが子をサポートしてあげたいと父親が考えるようになったのも当然の流れかもしれない。その一方で、父親が自身の受験の成功体験を押し付けたり、会社での仕事のやり方を受験勉強に適用させたりすることで、疲弊してしまう子どもがいるという話も多い。そこで、AERA dot.ではさまざまな「中学受験パパ」のケースを取材し、子どもとの最適な関わり方を探った。短期集中連載の第1回は、早稲田アカデミーの元教室長だった男性が、“プロ”でも自身の子どもの受験指導には苦労している実体験を語ってくれた。

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