●それでも迷うときは、「3年経っている?」を目安に

 また、それでも迷うときは、「3年経ったものは処分する」と決めましょう。私の体験ですが、気に入って購入し、その年はとてもよくはいていたパンツがありました。2年目はなんとなくしっくりこない感じがしましたが、来年はまたはくかもしれないとクローゼットに残しておきました。3年目に再度はいてみましたが、やはりしっくりこなかったし、似合いませんでした。そこで、このとき処分を決めました。

 昨年買ったものはまだ処分しにくいのですが、2年前に買って3年経ったものは形や色が今のトレンドとは変わっていて、もう着ることはないと思います。処分に迷っているものは、3年以上経っていたら処分してもいいでしょう。

詰め込みすぎず、余裕がある大沢さんの引き出し。あえて余裕のあるままにしておく
詰め込みすぎず、余裕がある大沢さんの引き出し。あえて余裕のあるままにしておく

●残すアイテムは、「定番・循環・今期限り」の3つに分類する

 クローゼットに残すものが決まったら、アイテムを3つに分類することをおすすめします。まず1つ目は、アウターやジャケットなど流行に左右されずに3~4年は着られる「定番アイテム」。2つ目は、シャツやニット、スカート、デニムなど毎年、少しずつ形が変わる「循環させるアイテム」。毎年買い替えるのは大変なので、2年ごとくらいに見直すといいですね。そして、3つ目は、コーディネートのスパイスになるトレンド色の強い「今期限りのアイテム」。これは1年で着たおすつもりで、シーズンが終わったら処分しましょう。

 こんなふうに分類しておくと、コーディネートしやすいもの。また、自分のワードローブの中で足りないものがわかり、次に購入するものを決めやすくなります。

●洋服を増やさずに旬を取り入れるには「白3アイテムをアップデート」

 クローゼットを整理したら、新しいものが欲しくなってくるもの。でも、ちょっと待って! せっかく洋服を減らしたのにまた増やすことになるので、よく考えてから購入しましょう。もちろん、何を買いたいかがはっきり決まっていれば購入してもいいのですが、「新しいアイテムを購入したいけど、何を?」と迷っているときは余計なものを買いがちです。

次のページ
インナーこそ質のいいものを!