旅の概念が変わる 美しき「プロトラベラー」という生き方 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

旅の概念が変わる 美しき「プロトラベラー」という生き方

ここだけは撮りたい世界の5絶景

このエントリーをはてなブックマークに追加
羽石杏奈dot.#アサヒカメラ
ロットネスト島(オーストラリア) ロットネスト島はオーストラリア・パースの沖合に浮かぶ、人の手が入らない自然が多く残された国立公園。一般車両の乗り入れが禁止されており、バスやレンタサイクルで島内をめぐる。「島全体が美しい海に囲まれていて、思わず写真を撮りたくなる景色がたくさんありました」

ロットネスト島(オーストラリア) ロットネスト島はオーストラリア・パースの沖合に浮かぶ、人の手が入らない自然が多く残された国立公園。一般車両の乗り入れが禁止されており、バスやレンタサイクルで島内をめぐる。「島全体が美しい海に囲まれていて、思わず写真を撮りたくなる景色がたくさんありました」

 一般的にはまだあまり耳になじまないかもしれない“プロトラベラー”という言葉。今回登場の羽石杏奈さんが所属する、ブロガーのマネジメントなどを手がける会社、ミツバチワークスが商標登録している新しい職業である。現在7人の女性がプロトラベラーとして活動している。仕事の内容は、その言葉のとおり、国内外を問わず旅をすること。そして、主として女性をターゲットに、その土地の魅力を、写真を通して紹介する。撮影した写真はSNS(インスタグラム)に掲載して発信する。

【写真特集】美しすぎる羽石杏奈さんの作品

 羽石さんは、1年半ほど前にプロトラベラーとしての活動を始めた。

「そのころハワイに住んでいたんですが、学校を卒業する時期で、そろそろハワイを出ようかなと思っていた時期に、姉が『こんなのあるよ』って紹介してくれたんです。それで日本に帰ってきてすぐに連絡して、直後にはもう旅に出ていましたね」
ロサンゼルス郊外(アメリカ) ロサンゼルスからグランドキャニオンへのロードトリップの道中。「空と岩のコントラスト、自然の壮大さ、そしてロードトリップらしさを写したくて撮った一枚です」

ロサンゼルス郊外(アメリカ) ロサンゼルスからグランドキャニオンへのロードトリップの道中。「空と岩のコントラスト、自然の壮大さ、そしてロードトリップらしさを写したくて撮った一枚です」

 プロトラベラーとして初めて訪れたのはタイだった。

「ハワイから帰って1週間くらいでタイに行きました。もともと旅は大好きで、子どものころは両親と一緒に何度か海外旅行もしていましたし、高校時代はホームステイで外国に行ったり、それからもバイトでお金をためては旅に出たりと、プロトラベラーになる前でももう20回くらいは海外旅行をしていたんです」

 それでも、職業としての旅行となるとプライベートの旅とはやはり様相が違ってくる。

「写真をちゃんと撮らなければならないので、それは改めて勉強しました。いま使っているカメラはパナソニックのルミックスGF9です。ほかにはGoProやドローンも使います」
タスマニア(オーストラリア) オーストラリア南東部に位置するタスマニア州には数多くの国立公園がある。その一つ、セント・クレア湖国立公園での一枚。「世界一空気が奇麗だといわれているタスマニアは、心からリフレッシュできる場所です」

タスマニア(オーストラリア) オーストラリア南東部に位置するタスマニア州には数多くの国立公園がある。その一つ、セント・クレア湖国立公園での一枚。「世界一空気が奇麗だといわれているタスマニアは、心からリフレッシュできる場所です」

■南国から北国まで一気に移動したことも

 旅することが大好きだという羽石さん。仕事で旅行ができるなんてサイコーですね、と思うのだが、もちろんそれなりに苦労も多いようだ。

「見てくれる人に旅行のすばらしさを伝えなければ、発信しなければ、という思いがあるので、以前に比べると写真を撮る回数がずっと増えました。昨年は月に2、3回は旅に出ていたので、年間だと30回くらいですね。日本には1週間いるかいないかですぐ次の旅です。一番多く行った場所はハワイです。この仕事をする前からハワイが大好きで、実は昨日まで行っていたんですよ。ハワイでのおすすめは、オアフ島のウエストサイドです。一番端っこにあるヨコハマベイという場所はサンセットがきれいに見え、あまり観光客が行かない場所なので、写真を撮るにはいいと思います。あとはタイです。近いし旅費も安いということもありますが、もともと東南アジア系はすっごく好きなんです。食べ物もおいしいし物価も安いし、気軽に行ける国です」

続きを読む


おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事
あわせて読みたい あわせて読みたい