「無料」で儲ける方法は、ほかにもある。基本サービスのみを無料にして、機能のレベルアップは有料ということにすれば、企業はその有料部分で採算を取ることができる。また、一部の利用者が支払う代金でサービス全体の運営をまかなえるように設計すれば、多くの利用者は無料で使い続けることができるというケースもある。

 これらは「フリーミアム」という仕組みだが、いずれにしろ企業が提供するものには、狙いがあるのだ。

(構成 生活・文化編集部 上原千穂)

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