当時、バスケ部は他校よりも弱かったが、山上容疑者は走り込みをしたり、腕立て伏せや腹筋など、きつい練習もこなしていたという。

「誰とでも仲良くするタイプで、人の悪口も言わないような性格でした」

 中学卒業後は、県で一、二を争う進学校へ。その後、男性は山上容疑者と疎遠となったことで経緯はわからないが、いつの間にか、小中学生時代に住んでいた家も土地も売り払われていたという。

「ほんまにまじめやったのに、なぜ、こんなことをしたのかわからんです。同級生はみんな信じられないと言っている。本人にしかわからないと思う」

(AERA dot.編集部 上田耕司)

著者プロフィールを見る
上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

上田耕司の記事一覧はこちら