韓国メディア・WoW!Koreaに保守論客で知られるファンドビルダー氏が寄稿した記事が反響を呼んでいる。

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 記事によると、ファンドビルダー氏は初代駐日米国大使だったロバート・マーフィーが朝鮮戦争(6・25)に関して「日本が無かったとしたら、米国は戦争遂行が不可能であっただろう」と語ったことを引用。

「6・25の際、日本が兵站基地の役割を果たしたのはよく知られている。日本の戦闘ノウハウが発揮された分野は掃海だ。敵軍が海に敷設した機雷を除去する仕事だ」、「今日の日本は世界最高水準の機雷除去の実力を保有している。掃海艦、掃海艇などの装備保有の側面でも米国を上回る。日本が質的、量的側面で、掃海分野におけるトップへ昇ることになったのは、過去の戦闘経験を通じて蓄積したノウハウのお蔭だ」と綴った。

 その上で、「日本の6・25参戦は今日、公式統計には捕捉されていない。6・25の特需のお蔭で日本が大きな利益を得たという風に、韓国人はしばしば話をする。しかし一方で、当時、日本と言う後方基地が無かったとしたら、今日の韓国はそもそも存在できないところだったという事実もまた知らねばならない」と論じている。

「ファンドビルダー氏の寄稿文は日本を称賛する内容が少なくないので、韓国のメディア界の中では異色です。ネット上では『歴史を曲解して韓国を不当に貶めている』、『愛国精神のかけらがない』と批判の声が見られる一方で、若い世代を中心に注目度が高いのも事実です」(韓国に在住する通信社記者)

 東京五輪で韓国選手団が東京五輪・パラリンピックの選手村に、「臣にはまだ5千万国民の応援と支持が残っています」とハングルで記された横断幕を掲げたことは記憶に新しい。

 豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に海戦で対峙し、「抗日の英雄」として知られる李舜臣将軍の言葉を連想させるメッセージとして、IOCが「政治的な宣伝を禁じる五輪憲章第50条に違反する」と撤去を要請。

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選挙の時期になると反日運動も