「伊勢谷容疑者は、以前にCM出演していたハウスメーカーの社長と親しく、同社はリバースプロジェクトの事業のスポンサーもしていました。伊勢谷容疑者の人脈は芸能界以外にも多いのですが、経営者に対してもとても腰が低く、紳士的で社交的なので、次々と人を巻き込んでいく。伊勢谷容疑者はこのリバースプロジェクトにかなり力を入れていました。ただ、それに伴い、ナチュラリスト的な思考がどんどん強くなっていたことも事実です。周囲の人たちには、自然回帰志向のヒッピーのコミューン的な雰囲気もあって、その流れから“大麻礼賛”論者になっていったのではないかとも言われています」(芸能関係者)

 押収された大麻の量は約20グラム。これは1回の使用量に換算すると、約40回分に相当する。現場からは吸引具とみられる巻紙も複数押収されていると報じられており、常習性の有無も注目される。

「捜査員が自宅に踏み込んだ時、乾燥大麻も含め無造作にリビングに置いてあったということは、日常的に使っていた可能性は高い。ただ、彼の意識の中でいわゆる“薬物”ではなく、あくまで“医療用”のような認識であったかどうかがポイントになるでしょう。それは、弁護士が来るまで認否を留保していることからも読み取れます。しかし、もし大麻の使用が快楽目的ではなく、ライフスタイルと密着しているとなるとより常習性、依存性が高いことも疑われます。実際に、当局はそういった観点から捜査しているようです」(スポーツ紙記者)

 伊勢谷容疑者は独身だが、これまで数々の女性たちと浮名を流し、芸能界きっての「プレイボーイ」としても知られる。だが、相手となる女性の芸能事務所からは“警戒”されていた様子もうかがえる。

「2016年から交際していたモデルの森星(28)とは今年に入ってから別れていたようです。かつての恋人・長澤まさみと交際していた時もそうですが、伊勢谷は自分の自宅の行きつけの居酒屋やレストランによく恋人を連れて行くので有名です。実家のある東京・都立大学駅の周辺では、よくツーショットで買い物や食事をする姿が目撃されていましたし、現在の目黒区・碑文谷のマンションでも森と散歩する様子が週刊誌に撮られていました。かつて、よく通っていた和食の店では森と食事をしながら環境問題について二人で熱く語っていたそうです。ただ、昨年の芸能人の薬物逮捕のたびに伊勢谷の名前があがるので、森サイドは交際にストップをかけたといいます。森は今、逮捕の事実にショックを受けているようです」(女性誌記者)

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薬物事件で注目されるようになった「碑文谷」