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「2年目のジンクス」に苦しむ広島・小園、“同期のライバル”出現で不安要素も?

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広島の小園海斗 (c)朝日新聞社

広島の小園海斗 (c)朝日新聞社

 広島・小園海斗は何をしているのだろうか?

【ファンが選んだ平成で最もカッコいいバッティングフォームはこの選手!】

 昨年は新人とは思えない存在感を見せ、夏場以降は主に遊撃手として試合出場を続けた。しかしレギュラー奪取が期待された今年は、絵に描いたような『2年目のジンクス』に悩まされている。広島の将来を約束された男はもがき続けている。

「すべてにおいてレベルアップできる時期。1軍でプレーできないのはやはり悔しいけど、有意義に過ごせていると思う」

 小園は広島市内にある本拠地マツダスタジアムにはいない。山口県岩国市由宇町、緑に囲まれた球団施設・広島東洋カープ由宇練習場で汗を流している。開幕からファーム暮らしが続き、元々は色白気味の顔が真っ黒に日焼けしている。連日2軍戦に出場しながら、試合前後には走攻守全てにおいての基礎練習を欠かさない。本人は前向きなコメントを発しているが、2軍でも特に打撃面で満足な結果を残せず、1軍昇格時期はまだ見えないのが現実だ。

 18年オフのドラフト1位で広島に入団。昨年は出場58試合に出場し、打率.213、4本塁打、16打点、1盗塁をマーク。新人としては合格点と言える成績以上に、攻守での存在感が目立った。

「野球を知っている選手だなと感じた」

 広島OBは小園を実戦で初めて見た時に衝撃を受けたという。

「本来なら数年間は2軍においてプロで戦える体力と経験を積む。小園は身体に関してはまだ弱いが、1年目からプロでやれるだけの『野球感』のようなものを持っていた。多くの選手が何年もかかって身につけるものだが、その片鱗を見せてくれた。将来の広島を背負って行く選手であることは確実。レギュラー奪取の可能性も感じた」

 昨年、随所で見せてくれた『野球感』に加えて、身体の強さが加わればさらなる飛躍が確実視された今季であったがつまずいてしまった。

 何でもこなせてしまう部分が逆に作用してしまっている、と語るのは広島2軍関係者。

「例えば、内野守備の技術強化にはいくつものメニューがある。新しいものを取り入れても小園は器用にこなせる。これは練習だけでなく実戦でも同様。個人成績は出ていないが、チームに貢献するプレーをしてくれる。状況判断に優れ、自分がやるべきことを瞬時に判断して実行できる。勝てるチームには欠かせない選手だが、その分、個人のことを犠牲にしてしまうこともある」


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