■芸能関係者のパーティで出会う?

 また、BIGBANGのG-DRAGONもこれまで、水原希子や小松菜奈らと浮名を流してきた。

「BIGBANGのように韓国でも日本でも大人気のスターの場合は、来日した際に関係者が開いたパーティや飲み会に日本の芸能人を招待するケースが多い。そこで口説かれたりすることがほとんどですね。最近、韓国のスターは海外に活躍の場を求めていて、日本も市場のひとつ。本国でさほど売れてなかったり、すでに人気が低迷していても、日本では稼げるケースもありますから、積極的に来日してはライブやファンミーティングなどを開いたりしています。その過程で、日本の芸能関係者と会う機会も多い。仕事の打ち合わせの後に食事に……となって、そこに女優や女性アイドルが同席するケースもある。綾瀬さんとノ・ミヌさんも同様の流れのようですね。ただ、基本的には交際止まりで、結婚までに至るケースは少ない」(女性週刊誌記者)

 逆に、日本の男性芸能人と韓国の女優については「2013年に加瀬亮さんと女優のチョン・ウンチェさんの熱愛報道があったくらいでしょうか」(同)。日本の男性アイドル・俳優に関しては中国や台湾のほうが人気はあるという。

 TVウォッチャーの中村裕一氏は、そんなK-POPおよび韓流エンタメの状況についてこう分析する。

「男性K-POPグループだとBTSやSEVENTEEN、女性グループだとBLACKPINK、NHK紅白歌合戦にも出演したTWICEなど日本でも活躍する韓国タレントは数多い。また、新型コロナに伴うステイホーム期間中にNetflixの韓流ドラマ『梨泰院クラス』や『愛の不時着』ブームが巻き起こり、最近では“新韓流四天王”としてイ・ミンホやキム・スヒョンなどの名前もあがっています。個々のケースはさておき、男女問わず、出会いときっかけがあれば交際がスタートするのはなんら不思議なことではありません。ただ、韓流スターたちは常に自分たちを支えてくれるファンの存在を第一に考えています。交際が発覚した場合、ファン離れはもちろん、双方のファンの衝突も必至だったりするので、たとえ交際していても結婚がすでに決まっているなど、よっぽどのことがない限りオープンには出来ないのが実情ではないでしょうか。日本と韓国には歴史的背景や政治的事情がありますが、エンタメの世界を中心に、もっと温かく見守る雰囲気が育っていってほしい」

 日本人でK-POPはもはやブームではなく定番化したコンテンツとなっており、映画やドラマもVODサービスを通じてますます人気を博している。これからも、日韓の大物芸能人カップルが増えそうだ。(黒崎さとし)